笠雄二郎氏、栗山求氏、望田潤氏の配合論をベースに、POG向きの血統論を考察しています。

サラブレ4月号の『QN』は角居勝彦厩舎(後編)です

3月13日に『サラブレ』4月号が発売しました。
http://www.enterbrain.co.jp/sarabure/book/

この時期恒例の春の血統特集は、新種牡馬たちの未来を占います。
注目はなんといっても今年産駒が2歳を迎えるオルフェーヴル、ロードカナロア。
名競走馬だった2頭は名種牡馬にもなれるのか?
馬産地の評判を聞いてみました。
また、今年スタッドインした種牡馬や血統を超越した現役競走馬の企画も!
その他、フェブラリーS3連単をズバリ的中したコテツ氏が再登場する大阪杯・高松宮記念予想、多くの日本馬が参戦するドバイワールドカップデーの馬券攻略、オリジナル騎手名鑑(後編)、久しぶりの守永真彩さんの連載には内田博幸騎手が、竹内紫麻さんの連載にはディーマジェスティが登場します。





『QN ~厩舎ニックスリサーチ姉弟~』

第18回は「角居勝彦」厩舎を研究しています。
角居厩舎は牡馬と牝馬によって厩舎ニックスを使い分けている厩舎。
後編の今回は、牝馬の活躍馬の傾向を探りました。

松田博資師が引退したいま、牝馬の重賞勝ち馬を多く送り出す“牝馬向き”の厩舎は、石坂厩舎と角居厩舎となりました。
その2厩舎がどちらも同じ厩舎ニックスのパターンであるというのは、とても興味深い傾向ではないかと思います。

角居厩舎の現3歳の牝馬では、エルフィンSの勝ち馬サロニカが桜花賞に出てきそうですね。
若干重厚さが強い感じもしますが、配合は決して悪くはありませんし、何よりも角居厩舎のニックスがしっかりとベースを支えている馬です(詳しくは本編で)。
本番でどんな走りを見せるのか楽しみです。


なお、今月号の本編で触れましたが、『QN ~厩舎ニックスリサーチ姉弟~』の連載は次回が最終回となります(´;ω;`)

一応いっておきますが、打ち切りではなくネタ切れです(笑)
およそ1年半の連載は長いようであっという間でしたが、自分のやりたかったことを全て出し切るまでやらせてもらい、本当に幸せでした。

まだ最終回の原稿制作が終わってないので気を抜くことはできません。
無事に完走できるよう、ラストスパート頑張ります!╭( ・ㅂ・)و ̑̑

まずはみなさん、今月の角居厩舎をよろしくお願いいたします。



POGに役立つ血統同人誌 ⇒ コチラ



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2017/03/14 | 11:41
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ディープ×ダマスカスをもうちょっと深く考える

母方にダマスカスの血を持つディープインパクト産駒は多くの活躍馬を出す成功パターン。
そしてもう少し掘り下げていうなら、このパターンは牝馬の活躍馬が非常に少なく、指名するなら牡馬の産駒が良いということを、これまでブログでも配合パズル本でも書いてきました。

POG期間データ 頭数 勝ち上がり 芝成績
連対率 1走当
ディープ牡馬全体 466 246 24 57.9 35.4 % 389 万円
ダマスカス持ち 39 24 4 71.8 44.7 660 万円


今日このパターンの活躍馬の血統表を久しぶりに調べていて、ふと気づいたことがあります。


母方に『エイトサーティ』の血を併せ持っているのが良いんじゃないか説!!


例えばダービー馬のキズナの母ファレノプシスの場合は、ストームキャットの3代母父の父がエイトサーティです。
ダービー2着サトノラーゼンの母トゥーピーについては、インティカブの6代母父にエイトサーティを持ちます。
更に弥生賞を勝ったカミノタサハラと、その兄弟(ボレアス、マウントシャスタ、ベルキャニオン)の母クロウキャニオンは、フレンチデピュティの母父の母父がエイトサーティ。

また期間後の活躍馬ではありますが、ラジオNIKKEI賞の勝ち馬ゼーヴィントと、現在5勝を挙げて重賞でも好走しているモンドインテロは、ブライアンズタイム経由(3代母父)でエイトサーティを補給。
4連勝でオープン入りを果たしたグレーターロンドンは5代母父がエイトサーティです。


これに対し、母方にエイトサーティの血を持たない方で目立った成績を残しているのは、ラストインパクト、ファイナルフォーム、ファタモルガーナくらいで、そこまで多くはありません。

ディープ×ダマスカスの牡馬を、エイトサーティの有無で分けてPOGデータを調べてみたところ、その差は歴然でした。

POG期間データ 頭数 勝ち上がり 芝成績
連対率 1走当
ダマスカス+
エイトサーティ持ち牡馬
18 13 2 83.3 54.8 % 1044 万円
ダマスカスのみの牡馬 21 11 2 61.9 33.8 % 249 万円



ダマスカスはバイジミニー≒ブレードオブタイム3×2というクロスをもっていて、それが主なパワー源です。
しかしそれだけではなく、もう1つダマスカスの中にはスピードボート(ウォーレリックの全妹)というパワー血統が密かに存在しています。
そのスピードボートと構成の近いエイトサーティを合わせて刺激してやることで、ディープに足りないパワーをより効率的に補うことが出来るのではないかなと。

スピードボート≒エイトサーティ


理屈的にはディープの代表的な必勝パターンの1つである、ディープ×ストームキャット+ウォーレリックと一緒ですね。
ストームキャットのパワー源であるエイトサーティを、ウォーレリックとのニアリークロスで増幅させることでパワーを補っていたように、エイトサーティとウォーレリック(ダマスカスの場合はウォーレリックの全妹)のタッグはディープにとって中々効果的なようです。



大切なお知らせ ⇒ コチラ




2017/02/25 | 00:00
ディープインパクトコメント:3トラックバック:0

リラックススマイルの2015を考える

この前、同人誌制作を休止する発表をブログで書きました。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1696.html

その記事の中で、「でもこのままモヤモヤした状態で今まで通りに作り、(中略) マブダチのdskさんなど多くの方に紹介していただく、それはどうしても納得出来ませんでした。」というふうに言ったのですが・・・

たったこれだけの一文に対し、わざわざdskさんが心のこもった記事を書いてくださりました。
http://blog.livedoor.jp/gotoupog/archives/5175164.html


せめて感謝の気持ちだけでもお返ししたいなと思いまして。
ちょっと前にdskさんがヘイローをクロスしたディープ産駒2頭をレビューされていましたので、僕も負けじと2歳馬でヘイロークロスを持つディープ産駒を紹介することにします。


↓マブダチの記事はコチラ

ウォッチハーの2015
http://blog.livedoor.jp/gotoupog/archives/5158474.html
プチノワールの2015
http://blog.livedoor.jp/gotoupog/archives/5175400.html




リラックススマイルの2015

以前「ディープのヘイロー増幅って本当にプラス?」の記事で書きましたが、ディープにとってヘイローのクロスは必ずしもプラスになるわけではないと思っています。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1697.html

ただこれは“牡馬”の場合での話でして、牝馬においてはガンガン狙っていくべき仕掛けだとも感じています。
牝馬はどうしても根本的な筋肉量で牡馬に劣りますが、そのぶん機敏さ、柔軟性については牡馬には負けません。
なので総合力勝負ではなく、特化して切れ味を磨くことが立派な武器として成立するからです(もちろん縁の下の力持ち的にパワーを補給することも大切ですけどね)。

ヘイローをクロスしたディープ産駒の牝馬の成績を見ると、牡馬とは比べ物にならないほど優秀な数字を出しています(牡馬の成績は前述のリンク先を見てください)。

POG期間データ 頭数 勝ち上がり 芝成績
連対率 1走当
ディープ牝馬全体 432 162 16 41.2 26.5 % 269 万円
ヘイローのクロス牝馬 34 18 1 55.9 32.6 % 437 万円

POG期間に重賞を勝ったシンハライト、ヴィルシーナ、キャンディバローズをはじめ、期間後にはヴィルシーナの全妹でありGⅠ馬のヴィブロス、重賞2勝ウリウリなどがいます。
3歳馬では、現在デビューから2連勝中のファンディーナもヘイロー3×5ですね。


それをふまえて紹介したいのが、リラックススマイルの2015。

リラックススマイルはドバイディスティネーション×シングスピールという重厚なヨーロッパ血統の構成。
しかもヌレイエフ≒サドラーズウェルズ4×4やホイストザフラッグ4×5によって、その重厚さが更に全面に出るようになっています。

ただし本馬はヘイローを3×5でクロスし、軽快なスピードを引き出しているため、ディープにもとから備わっている切れ味と相まって、字面よりも好バランスなタイプが出ると見ています。
そしてもう1つ、リファールのクロスもフワッとした軽い持続力を増幅する効果があり、ジェンティルドンナを支えた仕掛けとして牝馬にとっては効果的です。

仮に牡馬の産駒だったなら若干非力(軽いけど鈍重な切れないタイプ)になる可能性があるので、牝馬に出ている今回はチャンスですね。
全姉のマローブルーも牝馬に産まれたので悪くはなかったのですが、デビューしたのが年明けの2月だったので、さすがにPOG期間は苦しい成績になってしまいました。
しかし古馬になってから3連勝し、重賞でも5着と活躍していますから、配合自体のポテンシャルは悪くないはずです。



厩舎ニックスを加味して考えた場合、リラックススマイルがシアトルスルーの血を持っているので、全姉と同じ堀厩舎でも問題ないと思います。
ただシアトルスルー自体はディープの配合にとって特別プラスの血ではありませんので、相性はマズマズといったところでしょう。

理想的な厩舎を挙げるとすれば、リラックススマイルが持つヌレ≒サドの中で増幅されている『アリストファネス』からスピードを引き出すのが得意な友道厩舎や藤原英厩舎。
もしくはリファールのクロスからフワッとしたスピードを活かすことで、女子力を高めることができる角居厩舎(詳しくは来月のサラブレ4月号にて)。

もちろん配合自体が良いので別にどこの厩舎でも構わないのですが、このあたりの厩舎に委託されるようでしたら激アツですね。


ところで僕は血統以外のことは全く知識がないんですけど、この馬がどの厩舎に預けられるのか、dskさんならある程度は推測出来るのかなあ。
netkeibaの掲示板にでも書き込んでくれないかなあ・・・|д゚)チラッ
(これだけお世話になっておきながら、まだ無茶振りをするゲス行為)


まあそれはともかく、dskさんのブログを読んでいる方ならお人柄はよくご存知だと思いますが、ここまでの心遣いをしていただいてホント胸いっぱい。
もうボク抱かれてもいいです(*´ェ`*)ポッ


・・・あ、これは無茶ぶりじゃないんで、ただの冗談なので!!


大切なお知らせ ⇒ コチラ



2017/02/23 | 17:26
ぶった斬る2017コメント:0トラックバック:0

サラブレ3月号の『QN』は角居勝彦厩舎(前編)です

2月13日に『サラブレ』3月号が発売しました。
http://www.enterbrain.co.jp/sarabure/book/

特集は「2017年に買いたい路線別主役候補と激走上がり馬」。
現在の各路線の力関係を整理しつつ、識者に今年の主役候補と激走上がり馬をあげてもらいました。
その他企画記事は本誌オリジナルの「騎手名鑑2017(前編)」、「フェブラリーS&冬のダート競馬攻略」。
その他、佐藤哲三元騎手、池江泰寿調教師、田辺裕信騎手、1ヶ月間の重賞と特別レースの傾向を探るなど、連載陣も盛り沢山。






『QN ~厩舎ニックスリサーチ姉弟~』

第17回は「角居勝彦」厩舎を研究しています。
角居厩舎は牡馬と牝馬によって厩舎ニックスを使い分けている厩舎。
前編の今回は、牡馬の活躍馬の傾向を探りました。

厩舎ニックスの研究をはじめた当初、角居厩舎のニックスは1つしか見つけることができておらず、今期のPOGではその理論を参考にクリアザトラックを指名しました。
しかしそれが牝馬用のニックスだと気づいたのは昨年の秋になってからのことです。

クリアザトラック自身の配合そのものは素晴らしいので、もちろん指名することに問題はありません。
ですが角居厩舎とのニックスという観点からみたら、(実際に活躍するかどうかはさておき)狙いはエアウィンザーやグローブシアターの方だったかもな~と、今では考えたりもします。

僕自身、もっと厩舎ニックスを使いこなして良い馬を指名できるように頑張らないと╭( ・ㅂ・)و ̑̑



大切なお知らせ ⇒ コチラ



2017/02/16 | 15:57
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ディープ×フレンチをさらに美味く仕上げる隠しスパイス(後編)

ディープ×フレンチのニックスは、母方に「ドナテッロ+サンインロー」血脈を合わせて、フレンチデピュティが持つ『ベルスール』を増幅させると更に効果的なんじゃないか・・・というお話を前回の記事で書きました。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1698.html


基本的なこととして、ディープインパクトとフレンチデピュティのニックスというのは、大雑把にいうとアルザオ≒フレンチデピュティが力の源泉です。

ディープの母父アルザオとフレンチデピュティが、「ノーザンダンサー、ロイヤルチャージャー≒ナスルーラ、プリンスキロ、サラミニア≒エイトサーティ、ラベンデュラ」などで脈絡します。
これで素軽い切れ味をもったスピードが表現され、強力な決め手となります。
そんなふうにディープ×フレンチで発生するクロスのほとんどが、アルザオに結びついているわけです。

そんな中、実は密かにアルザオ以外と結びついている血が1つあります。
それが前回ポイントとして挙げたベルスール。
この血だけはディープの祖母である『バークレア』の「ドナテッロ+サンインロー」と脈絡しているんです。

バークレアはスタミナに優れた名血ですが、それを支えているのは3代父のドナテッロや、7×6・7・7でクロスされているサンインローの血。
これにベルスールの「ドナテッロ+サンインロー」が繋がることで、スタミナの増幅が期待できます。


しかし先程も書いたように、ディープ×フレンチのニックスはアルザオ≒フレンチによる切れ味がメイン。
バークレア×ベルスールの効果なんて、あってないようなものでしょう。
でも他の部分からもう1本「ドナテッロ+サインインロー」血脈を合わせてやれば、そっちの繋がりもある程度は強調され、それなりの効果が見込めるはずです。


そもそもディープ産駒の牡馬はあまり軽くさせすぎると非力さが目立ってマイナスになる場合があります。
アルザオ≒フレンチで切れ味増幅は間違いなくプラスですが、一方で頑丈さを犠牲にしている側面もありますので、パーフェクトなニックスではありません。
だからバークレア×ベルスールの繋がりを強めに刺激することで、重厚なスタミナとして良いカンジに重石になってもらおうというわけですね。
そうすれば変にフワ付く心配は解消され、よりパーフェクトに近づくのではないかと思います。


少ない該当馬による推理なので、理論が正しいかは何とも言えません。
でもディープ牡馬においてバークレアの増幅はとても重要な大切な項目ですから、一応ちゃんと筋は通っているはずです。
いろんな可能性を考えておくにこしたことはないでしょうし、今後もディープ×フレンチ+ベルスール増幅には注目しておきたいと思います(^^)

ただ現2歳馬を調べたら、この組み合わせを持つのはクロウキャニオン15しかいないんですよね。
こいつはもう走るのわかってますから(笑)、他の該当馬も見てみたかったなあ・・・。



大切なお知らせ ⇒ コチラ



2017/02/11 | 10:16
ディープインパクトコメント:4トラックバック:0
 
 

 
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