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アルアインのツボ探し

2017/04/17 16:39

ディープブリランテ以来のPOG指名馬のGⅠ制覇をペルシアンナイトで狙ったものの、残念ながら悔しい2着。

勝ったアルアインはサンデーレーシングで1億で募集されたディープ産駒ということで、POGでもドラ1候補の大物ですね。
お恥ずかしい話、僕自身はドラフト時点で全くマークしてませんでした……(´・ω・`)

なのでいまさら考察をするのもアレなんですけど、血統表を見ていたら面白い血が見つかったので紹介しておこうと思います。


その血とは、アルアインの2代母父の『グレートアバヴ』です。
普段はあまり見かけないマイナーな血ではあるのですが、構成を見ると『インリアリティ』とよく似ているんですよね。


 ┌Rough'n Tumble
┌◯
グレートアバヴ
│┌Intentionally
└△┌Better Self(≒Iltis)
 └△


┌Intentionally
インリアリティ
│┌Rough'n Tumble
└△
 └Iltis(≒Better Self)


インリアリティといえば、ディープインパクトとの組み合わせで数多くの活躍馬を送り出しているニックスの血です。
GⅠ馬のリアルインパクトとダノンプラチナを筆頭に、ダノンバラード、ダコール、ヒストリカル、トーセンスターダム、サトノラーゼン、トーセンホマレボシなど、牡馬の活躍馬がたくさんいます。

ディープ×インリアリティで働いてる恩恵と同じような効果がグレートアバヴにもあって、それがアルアインの活躍に繋がっているのかもな~と推理してみた今日この頃です。


それにしても、以前「サーゲイロードをクロスしたディープ産駒の牡馬はイマイチ」的なブログを書いたのですが、アッサリと覆されちゃいましたね~。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1603.html

ディープインパクトという種牡馬は過去のデータをガンガンぶち壊してくるので、考察する側としては非常に困ります(^_^;)



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サラブレ5月号の『QN』は最終回! 須貝尚介厩舎です

2017/04/16 11:01

4月13日に『サラブレ』5月号が発売しました。
http://www.enterbrain.co.jp/sarabure/book/

特集は知って得する春の狙い所。
皐月賞、天皇賞(春)の展望はもちろん、血統的観点から狙いたい馬を専門家が指南、プロから見たこれから伸びそうな騎手、春の東京、京都、新潟開催の馬場傾向、春に狙いたい降級馬など盛りだくさん。
天皇賞はキタサンブラックとサトノダイヤモンドの二強で決まるのか!?
皐月賞の3連単を3000円で仕留める買い目公開、血統屋が大枚をぶっこむ4~6月のレースと注目馬などなど。
その他、ヴィブロスが勝利したドバイワールドカップデー詳報、父にフランケルを持つウオッカ産駒などが登場する2歳馬情報第1弾など、特別企画も満載。



当ブログで何度か触れている「リラックススマイルの2015」。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1701.html
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1704.html

今月号の2歳馬情報第1段の中で、バッチリ写真とともに掲載されていましたね~。
馬体重も問題ないですし、これは面白い存在でしょう(^^)



『QN ~厩舎ニックスリサーチ姉弟~』

第19回は「須貝尚介」厩舎を研究しています。
須貝厩舎といえばハーツクライ産駒、というイメージが強いですよね。
これにはもちろん厩舎ニックスがちゃんと関わっています。
その点もバッチリ解説してますのでよろしくお願い致します。



さて、1年7ヶ月連載させていただきました、『QN ~厩舎ニックスリサーチ姉弟~』は今回で最終回となります。

漫画も競馬も初めての連載だったので、制作しているときは苦心の連続。
とにかく時間が長く感じましたが、終わってみたらやっぱりあっという間でしたね~。


今回の連載で強く感じたのは、編集の近藤さんの心強さです。
物語のテーマや絵の表現方法については僕の考えを尊重してくださって、いつも伸び伸びと描かせていただいたことに感謝しています。

一方、セリフ回しに関しては本当に多くのアドバイスをもらいました。
いくら血統の知識や理論が確立していたとしても、それを上手く伝える技術がなければ書き手としては失格です。
同人誌「配合パズル本」では、それが僕の最大の課題だと思っています。

そこを『QN』では近藤さんのサポートで、僕が言いたいことがしっかりと読者に伝わるように、物語の入りから、ちょっとした細かいセリフにいたるまで、細心の注意を払ってくださりました。
些細な一言一言でも、ちゃんと重みがあるということを、改めて教わりました。

商業誌に寄稿することの価値とありがたみを、いつも感じながら駆け抜けた1年7ヶ月でした。
連載中は「全部直しを食らったらどうしよう…」とビビりまくってネーム書いてたので、心にゆとりが生まれた今こそじっくりと噛み締めたいと思います(笑)


制作に携わってくれた方、読んでくれた方、支えてくれた家族や友人、みなさまのおかげで頑張れました。
どうもありがとうございましたm(_ _)m


あ!
QNの連載はこれで終わりなんですけど、僕は来月号のサラブレにも登場するかもしれません。

そんなわけで、引き続き応援よろしくお願い致します!



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カデナを考える

2017/04/14 08:57

カデナで注目すべき点は3つです。


その1:母父フレンチデピュティ

ディープ×フレンチの牡馬といえば、昨年のダービー馬マカヒキと同じ組み合わせ。
このパターンはカデナとマカヒキの他にも、ステファノス、ボレアス&マウントシャスタ&カミノタサハラ&ベルキャニオン、シャイニングレイ、ケイティープライド、アドマイヤダイオウ、ポルトドートウィユ、アヴニールマルシェなど、数え切れないくらいの活躍馬を出す鉄板のニックスです。

POG期間データ 頭数 勝ち上がり 芝成績
連対率 1走当
ディープ牡馬全体 474 250 26 58.2 35.4 % 389 万円
フレンチ持ち牡馬 31 20 4 77.4 47.3 % 767 万円



その2:バークレアの増幅

カデナとマカヒキの共通点はフレンチデピュティ以外にも、ディープの祖母バークレアを増幅しているという点も一緒です。
マカヒキの場合はバークレアに対して『フェアアリシア』を合わせることで、「ハイペリオン+フェアトライアル+ドナテッロ」を脈絡させていましたが、カデナは6代母のアレッジドがその役目を担っています。

バークレアは重厚なスタミナとパワーに優れた血。
(乱暴な表現ですが)非力な千八型の牡馬を量産するディープインパクトから、GⅠを勝つためのタフな底力を引き出すには、この血を増幅することが一番大切です。



その3:2代母父シアトルスルー

これが一番重要なポイントかもしれません。
ここまではマカヒキとの類似点を挙げてきましたが、実はカデナとは大きく違う点が1つあります。

マカヒキはヘイロー3×5のクロスを持っていて、ここから強力な瞬発力を手に入れていました。
マカヒキの一番の武器である、一瞬の切れ味の源です。
カデナはヘイローをクロスしていない代わりに、2代母父のシアトルスルーが存在感を見せています。
シアトルスルーには「ボールドルーラー×プリンスキロ」由来の持続的なスピードを伝える効果がありますが、ヘイローのような機敏さはありません。

フレンチデピュティのパワースピードと、バークレア増幅による底力をベースにした2頭ですが、ヘイロー譲りの素軽い機動力を得ていたマカヒキはどちらかと言えば“オールラウンダー”のタイプ。
一方のカデナは「ボールドルーラー×プリンスキロ」的にジワジワと加速し、それを持続させることに向いた“長い直線”向きのタイプのように思います。

なので個人的にはカデナはマカヒキ似というよりは、(ストームキャットの)「ボールドルーラー×プリンスキロ」で走っていたキズナに似ている印象を持ってます。



マカヒキもキズナもダービーの勝ち馬ですから、カデナがどっちに似ていたとしてもダービーを勝てる資格を持った配合馬であることは確かです。

ただ今回は皐月賞ですからね。
もしキズナが皐月賞に出走したら?……と考えてみるのも面白いかもしれません。




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ぶった斬る2016  | コメント : 0  | トラックバック : 0 |

ファンディーナを考える

2017/04/13 05:33

ポイントは大まかに3つです。


ポイントその1:母方に『ヌレイエフ』と『テューダーミンストレル』を併せ持つこと。

この組み合わせを持つディープインパクト産駒の牝馬は、ミッキークイーン、マルセリーナ、ショウナンアデラがPOG期間のGⅠを勝ち、他にもヴィルシーナ、デニムアンドルビーなどがいます。
POGのディープ牝馬を狙う上では鉄板のパターンです。
でもそれを僕自身の指名に活かせてないのが悲しい…(´・ω・`)

POG期間データ 頭数 勝ち上がり 芝成績
連対率 1走当
ディープ牝馬全体 448 168 16 41.0 26.4 % 266 万円
ヌレ+テューダー持ち牝馬 35 19 0 54.3 42.9 % 602 万円



ポイントその2:バステッド4×6のクロス

ファンディーナのパワーの源は、前述のヌレイエフ+テューダーミンストレルと並び、もう1つバステッドのクロスもパワーに大きく寄与しているように思います。

この血は重厚なスタミナ+パワーを伝える名血。
ちょっと突進的なパワーが強いといいますか、重戦車的なイメージがある血なので、繊細な牝馬よりは筋肉質な牡馬に向いた血(クロス)のようにも感じます。
ファンディーナは女の子にも関わらず500kgを超える雄大な馬体を誇る馬ですから、そんなバステッドの重厚なパワーを、牡馬と同レベルの恩恵として受け継ぐことが出来たのではないでしょうか。
これがもし小柄な牝馬だったら、ここまでの効果は出てなかったハズです。



ファンディーナのレースぶりは、掛かる一歩前ぐらいの前向きさで突進的に先行し、ラストは鋭い瞬発力で突き放す圧巻の内容。
新馬戦の走りを見たときに、ディープブリランテの姿と重ねました。


レース内容だけではなく、パワー源がヌレイエフとバステッドのクロスであることも共通です。
鞍上が、そのブリランテをダービー優勝へと導いた岩田騎手というのも興味深いですね。



ポイントその3:サーゲイロード6×7・7のクロス

しなやかなスピードを伝えるサーゲイロードをファンディーナは強く増幅しています。
ズバ抜けたキレを武器に戦うディープ産駒の特徴を引き立たせる仕掛けであり、これまでマルセリーナやショウナンアデラ、ジョワドヴィーヴルなどがこのクロスを持っていました。
もちろんファンディーナ自身にもプラスとして伝わっています。

ただそれは馬自身の能力で見た場合です。
急坂が待ち構える中山競馬場の中距離GⅠという舞台で、牡馬とガチンコ勝負をするために、この繊細なスピードがはたして役に立つのでしょうか。

ファンディーナにあって、ディープブリランテには無い仕掛け、それがサーゲイロードのクロスです。




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スワーヴリチャードを考える

2017/04/12 06:03

少し時間が出来たので、皐月賞の人気馬の血統考察をしてみたいと思います(^^)
今回はスワーヴリチャード編です。

ハーツクライの牡馬の場合、母方から米血をタップリと補給することが配合のセオリーとなります。
その点スワーヴリチャードの母ピラミマは、アメリカ血統が豊富な繁殖牝馬。
理にかなった構成ですね。

ハーツとの相性を考えた時、特に注目したい血は『アンブライドルド』と『シアトルスルー』でしょう。

母方にアンブライドルドを持つハーツ産駒の牡馬は、5頭全てが勝ち上がり。
本馬の他にも、今年の若駒S→若葉Sと連勝して皐月賞に出走するアダムバローズがいます。

シアトルスルー持ちの牡馬はスワーヴリチャード以外に、アドマイヤラクティ、カレンミロティック、カポーティスター、ベルラップなどの活躍馬がいます。


ハーツ×シアトルスルーというのは体質が緩く出やすく、古馬になって本格化するタイプが多いです。
にも関わらず、スワーヴリチャードがこの時期から一線級で戦うことが出来ているのは、『ジェネラルミーティング』経由でシアトルスルーを補給しているからだと見ています。
ジェネラルミーティングの母父は頑丈なパワーを伝えるアリダー。
この血を経由することで、緩くさせずにシアトルスルーの良いところを伝えているのでしょう。

ジェネラルミーティングが伝える“緩すぎない柔軟性”は、(ハーツと同じく緩く出やすい)ディープインパクト産駒のダノンプラチナでも効果的に機能していましたし、サンデー系のサポートとして面白い存在だなと思います。


ちなみにハーツ×アンブライドルドについても同じことが言えそうです。
アンブライドルドが軽いスピードを伝えるミスタープロスペクターの直系でありながら、ハーツとの組み合わせで早期開花が出来るのも、母方にインリアリティ、バックパサー、ベターセルフなどのパワーが詰まっているからだと思います。


そんなわけで、スワーヴリチャードはとても好感が持てる配合です。

ただし、「頑丈か柔らかいか」で言ったらやはり柔らかいタイプでしょう。
東スポ杯2歳Sや共同通信杯のように、東京コースの長い直線で伸び伸びと走らせた方が良いような気がするので、個人的には皐月賞よりダービーで応援したい派かな。




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