ステイゴールド×ミスタープロスペクターのネガティブニックスについて

先日、ホラー映画(OVなのかな)の『クネクネ』ってやつを観たんですけど、コレがま~凄い作品でしたね。
全く怖くない、全く面白くない、全然意味がわからない。
ラストも予想の遥か斜め上をいくオチで、しかもオチてすらいないので、観ていてポカーン・・・( ゚д゚) ってなりました。


さて今回はステゴ×ミスプロによる、クネクネ効果について書くとします。
本当はキャットコインの考察記事を書いていたのですが、ステゴ×ミスプロの部分がかなり長くなってしまったので、独立したエントリーでアップすることにしました。


ステイゴールドはミスタープロスペクターとの相性が非常に悪いです。

ステイゴールド産駒はこれまで3~12歳の10世代がデビューし、その内「母方にミスタープロスペクターを抱えるステイゴールド産駒」は現在242頭います。
しかしこれだけのサンプルがいながら、POG期間の重賞勝ちは今年クイーンCをキャットコインが勝つまではゼロでした。
POG期間後の重賞馬もアルコセニョーラしかいません。
その他の活躍馬を見ても、目立っているのはチューリップ賞2着のウインプリメーラくらいで、これはかなり悲惨な状態と言ってもいいでしょう。

・POG期間の成績データ

頭数 芝勝ち上がり 芝連対率 芝1走当賞金 期間内重賞馬率
ステイゴールド全体 787 157 19.9% 14.4% 131万円 12 1.5%
ミスプロ持ち 242 39 16.1% 12.8% 79万円 1 0.4%



ステイゴールドの父サンデーサイレンスは、強力な切れを伝える種牡馬でした。
これはヘイローの母コスマーの「ザテトラーク5×5・6」と、プロミスドランドの母マームーデスの「ザテトラーク4×4」が同調したことよる柔らさが大きな一端を担っています。

一方ステイゴールドの母ゴールデンサッシュも、全体的には欧血中心で構成されているものの、2代母父のプリンスリーギフトが「ザテトラーク4×5」のため、こちらも柔らかい資質をしっかりと兼ね備えています。

そんなサンデー(コスマー+マームーデス)とゴールデンサッシュ(プリンスリーギフト)が出会うことで誕生したステイゴールドは、両親のザテトラーク体質をしっかりと受け継ぎました。
この資質は種牡馬ステイゴールドの特徴でもあります。

サンデーとプリンスリーギフトのザテトラーク資質については、望田師匠の記事も参考になります。
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/a9075ff6a63445ee867b9814ea625dba


しかしこの柔らさは、伝わり方によってはむしろ“ひ弱さ”にも繋がってしまう可能性があるのです。
だからステゴ産駒は、ザテトラークの柔らさが“ひ弱”に出ないように、ノーザンテーストの頑丈さを増幅した馬が成功しています。

そんな成功の大前提に対して、その真逆を行くのがミスタープロスペクターのスピードなんですよ。
ミスプロは軽いスピードに秀でたタイプですが、これは母のゴールドディガーが「ザテトラーク5×6」だから。

そもそも「軽い血」ってことすらステゴの求めている資質とは違うんですからねえ。
その上ザテトラークをより強調させちゃうなんて、そんなの相性が悪いに決まってますよね。

サンデー×ミスプロのザテトラーク資質については、望田師匠の記事をどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9c95fff07245833009e1b04d0e0158f9


そんなわけで、ステイゴールド×ミスタープロスペクターは超絶ネガティブニックスなのだと考えています。
昨年の同人誌「配合パズルでアタリはわかる2014」の48ページ「ステイゴールドの特徴を知ろう」では、このザテトラーク的な柔らさをテキトーに省略して書いちゃったので(^_^;)、ここで補足出来て良かったです(笑)

さて、キャットコインの考察を書かなきゃ_〆(・ω・` )


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ステゴの大きな落とし穴

ステイゴールド×「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈について、同人誌には掲載しなかったことを、ブログで考察したいと思います(^o^)

まずは事前に「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」の記事を読んでくださいね。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1132.html


ノーサードチャンスを増幅する事を重視すると、好相性と認定出来そうな「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈は、ブサンダ、ブルーアイドモモ、ブッシャー&ミスターブッシャー&ストライキング、ベターセルフ&ビームの7血脈あたりでしょうか。

このステゴ産駒を7血脈の有無で分けて、POGデータを出してみました。


・7血脈のいずれかを持つ馬のPOGデータ

頭数 芝連対率 ダ連対率 芝1走あたり賞金 期間内重賞馬率
7血脈のどれかを持つ 262 17.1% 9.1% 213万円 3.4%
どれも持たない 378 13.6% 7.5% 90万円 0.3%

このように、結構ハッキリとした差が出ています。
「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈を持たない馬で、POG期間に活躍したのはレッドリヴェールしかいません。

…つーかこれせいでレッドリヴェールを低評価にしちゃって、痛い目を見たんですけどね(笑)
そうは言ってもPOG的には結構重要な要素だと思うんです。


ただし、一つ注意しなくてはいけない点があります。

「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈というのは、アメリカで発展してきました。
そのため、この血を持つ繁殖牝馬というのは、他の構成もアメリカ的であることが多いです。

実はそこに大きな落とし穴があります。
ステイゴールドは、アメリカ代表とも言える大種牡馬“ミスタープロスペクター”との相性が最悪なんですよ(;´Д`)

頑丈さが欲しいステイゴールドにとって、ミスタープロスペクターの軽快スピードは全く合いません。


・ステゴ×ミスプロのPOGデータ

頭数 芝連対率 ダ連対率 芝1走あたり賞金 期間内重賞馬率
ミスプロあり 180 12.9% 7.6% 74万円 該当なし
ミスプロなし 460 15.7% 8.5% 164万円 2.2%


これだけ該当馬がいるのにも関わらず、ミスタープロスペクターを持つステイゴールドから誕生した重賞馬は、POG期間はおろか生涯成績で見ても、アルコセニョーラただ1頭のみ。
かなり悲惨な成績です。

困ったことに、「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈というのは、アメリカ的であるが故に、一緒にミスプロがセットでくっついてくることが多いんですよ。
わかりやすい例で言うと、ウッドマン、シーキングザゴールド、ファピアノ、ミスワキあたりなんて、まさにこのパターン。
ステゴにとってはいい迷惑ですよね(^_^;)

試しに、先程挙げた「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」7血脈を持つステゴ産駒を、更にミスプロの有無で分けて、POG成績を調べてみました。


・7血脈を持つ馬における、ミスプロの有無のPOGデータ

頭数 芝連対率 ダ連対率 芝1走あたり賞金 期間内重賞馬率
7血脈+ミスプロ持ち 93 12.3% 9.5% 70万円 該当なし
7血脈のみ 169 19.4% 8.8% 281万円 5.3%

ということで、ミスプロの存在がかなりマイナスになっているのは間違いありません。


前回ブログで「ステイゴールド×ノーザンテーストのクロス+(ウォーアドミラル×ラトロワンヌ)」という成功パターンを紹介しました。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1133.html

このパターンに該当する2歳馬は8頭いて、同人誌では全馬のリストを公開しています。
その中にミスプロを持つ馬は3頭。
指名するかどうかは慎重に検討した方がいいかもしれませんよ~。





「配合パズルでアタリはわかる2014」

4月30日に血統専門の同人誌を発売しました!
ディープインパクト、ステイゴールド、ハーツクライ、クロフネの4種牡馬を取り扱っています。

今回の記事を読んで、POG向きの血統について興味を持っていただけましたら、下記のエントリーをご覧になってもらえると嬉しいです(*ノω・*)
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1122.html

ステイゴールド配合パズル編…オーソドックスな成功パターンを覚える

ステイゴールドから頑丈さを引き出す一番簡単な方法は、“ノーザンテースト”をクロスすることです。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1131.html

このノーザンテーストのクロスを持つ産駒で、POG期間内に活躍したドリームジャーニー&オルフェーヴル&リヤンドファミユ兄弟とバウンシーチューンは、「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈を同時に持っています。

ノーザンテーストをクロスすると、どうしても晩成的な傾向になりがちです。
これはノーザンテーストの特徴ですので仕方がありません。
ですから、それに対する解決策として、「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈のアメリカ的な完成度を加える必要があるのでしょう。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1132.html


まあ正直言って、オリエンタルアートの子については、「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」の恩恵なのか、メジロマックイーンの奇跡補正なのか、ちょっと良くわかりませんけどね(笑)

でもPOG向きの産駒を狙う上で、「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈の存在は、非常に重要なカギを握っています。
オリエンタルアートの子だけじゃなく、バウンシーチューンもストライキングを持っていることは、決して偶然ではないと思うのです。

ノーザンテーストをクロスしてレディアンジェラのパワーを大きく増幅。
同時に「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」により、アメリカンなパワーと仕上がり早の完成度を手に入れる。
シンプルですがバランスのとれた好配合だと思います。


・ノーザンテーストのクロス+「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」を持つ馬のPOGデータ

頭数 芝連対率 ダ連対率 芝1走あたり賞金 期間内重賞馬率
ステイゴールド全体 640 15.0% 8.2% 140万円 1.6%
ノーザンテースト+
「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」
30 19.8% 23.1% 538万円 10.0%
ノーザンテーストのみ 65 14.0% 5.7% 74万円 該当なし





なお、好相性と認定した「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈は7種類。

・ブサンダ
・ブルーアイドモモ
・ブッシャー&ミスターブッシャー&ストライキング兄妹
・ベターセルフ&ビーム兄妹

ノーサードチャンスの増幅という点を重視し、ニアリークロスに近いレベルで絡む「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈のみに限定しました。


今回紹介した「ノーザンテースト+(ウォーアドミラル×ラトロワンヌ)を持つ2歳馬は、オルフェーヴルの全弟やバウンシーチューンの全妹を含めて全部で8頭。

該当リストについては「配合パズルでアタリはわかる2014」に全頭掲載しています(^o^)





「配合パズルでアタリはわかる2014」

4月30日に血統専門の同人誌を発売しました!
ディープインパクト、ステイゴールド、ハーツクライ、クロフネの4種牡馬を取り扱っています。

今回の記事を読んで、POG向きの血統について興味を持っていただけましたら、下記のエントリーをご覧になってもらえると嬉しいです(*ノω・*)
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1122.html

ステイゴールド基礎考察編…POG向きの完成度を得るには

ステイゴールドは現役時代、古馬になっても成長を続けた馬でした。
これはおそらく「3度成長する」と言われたノーザンテーストの影響が強かったのでしょう。

種牡馬ステイゴールド編の基本は、ノーザンテーストの頑丈さを増幅することにあります。
“強い”馬を作るために必須となる仕掛けです。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1131.html

しかしこの仕掛けは、ノーザンテーストの「晩成型」という面まで発現させてしまいます。
そのためPOG向きの完成度を手に入れるためには、別のもう一工夫が必要なんですよ。


そこでオススメなのが、ノーザンテーストだけじゃなく“ヘイルトゥリーズン”も増幅すること。
米血が持つ、仕上がりの早いスピードを活性化させちゃおうという作戦ですね。

ただしステゴに軟弱さはNGですから、これ以上柔らかくしてしまっては元も子もありません。
柔らかさを強調しないパワー血脈を使って、ヘイルトゥリーズンの完成度を引き出す……これがポイントでしょうか。

スゲーややこしい(笑)


とりあえず結論から先に言いますね。
「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈を用いて、ヘイルトゥリーズンの母ノーサードチャンスを増幅するのが良いと思います。

ウォーアドミラル、ラトロワンヌ、どちらもアメリカンなパワーに溢れた血脈です。
この2つを併せ持った血脈でノーサードチャンスを増幅すれば、効率的にパワースピードを得ることが出来ます。
しかもヘイルトゥリーズンの柔らかさを担っているターントゥを刺激することなく、純粋なパワーだけを引き出すため、とても効率的なのです。


現状で実績をあげている「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」血脈は3種類。


・ブサンダ
ナカヤマフェスタ、フェノーメノ、ナカヤマナイト、マイネレーツェル、シルクメビウス

ノーサードチャンス≒ブサンダ


・ブルーアイドモモ
ドリームジャーニー&オルフェーヴル、ゴールドシップ、フェイトフルウォー、ケイアイチョウサン
※ブルーアイドモモはブサンダと同血の従姉妹なので、血統表は省略します。


・ストライキング
バウンシーチューン、ケイアイチョウサン

ノーサードチャンス×ストライキング


・ステイゴールド×3血脈のPOGデータ

頭数 芝連対率 ダ連対率 芝1走あたり賞金 期間内重賞馬率
ステイゴールド全体 640 15.0% 8.2% 140万円 1.6%
ブサンダ 174 16.7% 12.0% 153万円 2.3%
ブルーアイドモモ 21 27.4% 8.3% 875万円 19.0%
ストライキング 87 17.3% 9.5% 134万円 1.1%


ちなみに、これらの血脈を持たない重賞馬は、レッドリヴェール、ソリッドプラチナム、アルコセニョーラ、サンライズマックス、コスモプラチナ、エクスペディション、オーシャンブルー。
レッドリヴェール以外はみんなPOG期間後の重賞馬なんですよね。

レディアンジェラの増幅よりも、実はコッチのほうが重要だったりして…!?





「配合パズルでアタリはわかる2014」

4月30日に血統専門の同人誌を発売しました。
ディープインパクト、ステイゴールド、ハーツクライ、クロフネの4種牡馬を取り扱っています。

今回の記事を読んで、POG向きの血統について興味を持っていただけましたら、下記のエントリーをご覧になってもらえると嬉しいです(*ノω・*)
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1122.html

ステイゴールド基礎考察編…ノーザンテーストの大切さ

ステイゴールドは、種牡馬としてサンデーサイレンスやプリンリーギフトの柔らかさを強く伝えます。
その影響か、産駒は「ひ弱さ」に悩まさせる傾向があります。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1130.html

では、ステイゴールドから誕生した活躍馬たちは、一体どのようにして弱点を克服していたのでしょうか。
代表産駒のドリームジャーニー&オルフェーヴル兄弟を参考にしてみましょう。

血統表を見れば一目瞭然ですね。
ノーザンテースト4×3のクロスを持っているのです。


ノーザンテーストは10度のリーディングサイアーに輝いた歴史的な種牡馬。
レディアンジェラ3×2という強烈なクロスが特徴で、ここから頑丈な体質を色濃く伝えます。

ノーザンテースト

子孫への影響力も強く、その存在感たるやハンパじゃありません。
ハッキリ言って、こんな血をクロスするなんて、ガチガチになりすぎないのか心配になってしまうくらいですよ…(^_^;)


・ノーザンテーストのクロスを持つ産駒のPOGデータ

頭数 芝連対率 ダ連対率 芝1走あたり賞金 期間内重賞馬率
ステイゴールド全体 640 15.0% 8.2% 140万円 1.6%
ノーザンテーストのクロス 95 15.7% 10.4% 212万円 3.2%


ドリームジャーニー&オルフェーヴルの他にも、バウンシーチューンとコスモプラチナが重賞馬になっています。
これで狙いはハッキリしましたね。
ステイゴールドの鍵…それはノーザンテースト的な頑丈さを、めちゃくちゃ増幅してやることなのです。


ノーザンテーストを増幅する方法は、直接クロスする以外にも、ザミンストレルやディキシーランドバンドなど、何種類かあります。
他の候補については「配合パズルでアタリはわかる2014」で考察していますので、是非読んでみてください!





「配合パズルでアタリはわかる2014」

4月30日に血統専門の同人誌を発売しました。
ディープインパクト、ステイゴールド、ハーツクライ、クロフネの4種牡馬を取り扱っています。

今回の記事を読んで、POG向きの血統について興味を持っていただけましたら、下記のエントリーをご覧になってもらえると嬉しいです(*ノω・*)
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1122.html

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