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阪神JF考察 ~ウーマンズハート~

これまでハーツクライ産駒は、「牡駒は米血中心、牝駒は欧血中心」というのが(僕のなかでは)セオリーでした。
ただ現2歳世代に限っては、逆のことが起こっています。

サウジアラビアRCを勝ったサリオス、アイビーSを勝ったワーケアなど、牡馬の大物はヨーロッパ血統を多く含む構成。
その一方で、新潟2歳Sの勝ち馬ウーマンズハート、サウジアラビアRC2着のクラヴァシュドールは、どちらも母方は米血主体。

POG(ペーパーオーナーゲーム)的に正統派なのは京都2歳Sを勝ったマイラプソディくらいで、ちょっと不思議な世代だなと感じます。


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※IZ*ONEが活動自粛で悲しい😢



さて、ウーマンズハートの血統を考えるにあたり、紹介しておきたいのが祖母の「ビールジャント」です。

ビールジャントは、繁殖として輸入される前に海外で生んだラッキーナインが香港スプリント勝ちなど海外GⅠ3勝。
国内でもサドンストーム(3度の重賞連対)、ティーハーフ(函館スプリントS)などを出しており、母として素晴らしい実績を残しています。

サドンストーム、ティーハーフの姉にあたるレディオブパーシャは、現役時代こそ2勝どまりで大きな実績はありません。
ただ血統表をみると、たくさんのクロスによってビールジャントの主要な血をまんべんなく刺激し、資質をそのまま引っ張り出す工夫が凝らされていることがわかります。
(※ノーザンダンサー5×4・6、レイズアネイティヴ5×5・6、ミスタープロスペクター≒ボールドラックス4×4、ヘイロー≒サーアイヴァー5・6×4、セクレタリアト≒サーゲイロード5×5など)

繁殖入り後に母として、デザートストーム(現5勝)、ウーマンズハートを出したことで、ビールジャントの能力を間接的に証明したかたちです。


そのような配合ですから、この血統は母系の影響力がかなり勝ったタイプだと思います。

ハーツクライ産駒というよりは、ハーツクライから柔軟性や切れ味などを部分的に受け継いだ、“ビールジャントの一族”というイメージで捉えるほうが良いでしょう(もちろんハーツの部分的な要素も大切ですが)。



実は僕、過去にサドンストーム=ティーハーフ兄弟をPOGで指名していて、この一族にはかなり思い入れがあるんです。
なので姪にあたるウーマンズハートも、指名に前向きな方向で相当悩みました。

ただ前述のように、これまでのハーツクライ産駒の傾向を考えると、米血主体の牝駒というのがどうしても引っかかり、最終的には指名を躊躇してしまいました😱
こういう大事なところで逆を行くのが僕の真骨頂なんですよ🙄💦



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阪神JF考察 ~リアアメリア~

この馬のことは、1歳10月のときとデビュー直前の2回、ブログで紹介しています。
僕にしては珍しく、後出しじゃないパターンでちゃんと褒めてますね😅

http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1821.html
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1847.html


上記の記事も併せてお読みいただくとして、今回はあらためて配合についてまとめてみたいと思います。


本馬はディープインパクト×『アンブライドルド』のニックスを持ちます。
これは現在9頭の重賞勝ち馬を出しているパターンです(ダノンバラード、ダコール、グランアレグリア、ダノンプラチナ、アンドリエッテ、レッドベルジュール、コントレイル、リアアメリア、ブランボヌール)。

一昨年までの重賞勝ち馬の内訳をみると、牡馬が3頭(ダノンバラード、ダコール、ダノンプラチナ)だったのに対し、牝馬は1頭のみ(ブランボヌール)。
どちらかと言えば牡駒向きのニックスでした。


しかし昨年以降は、アンドリエッテ(18年マーメイドS)、グランアレグリア(18年サウジアラビアRC、19年桜花賞)、リアアメリア(19年アルテミスS)と、牝駒の重賞馬を3頭も出しており、一気に潮目が変わった印象をもちます。


上記の牝駒3頭には興味深い共通点があります。
それは、デビュー時と重賞勝利時の馬体重の差です。

432キロでデビューしたアンドリエッテは、マーメイドS優勝時は40キロ以上増量して474キロ。
また新馬戦で458キロだったグランアレグリアは、2戦目のサウジアラビアRCを+18の476キロで優勝。

いずれも馬体重を牡馬並にまで増やしていたのです。

アンブライドルドはアメリカの無骨なパワーを含んだ血のため、牝馬でも“男っぽい”タイプのほうが似合うのでしょう。
男っぽさにも色々あるでしょうが、それを量る指針の1つとして、馬格はわかりやすい要素です。


さてリアアメリアはというと、2歳戦開幕週でデビューしたときの馬体重は462キロ。
そして前走、アルテミスSに出走したときは、なんと一気に20キロ増やし、482キロで優勝しています。

アンブライドルドもち牝駒の活躍の条件にピッタリ当てはまっていました。
今回もよほど体を減らしていない限りは、まったく問題ないでしょう。


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・男っぽさを内包した女の子です

 

アンブライドルドとは別の部分に目を向けると、本馬はサーアイヴァーの血をクロスして切れ味を増幅しているほか、2代母の父ミスターグリーリーから、ゴーンウェスト由来の仕上がり早のスピードを受け継いでおり、完成度についても折り紙付き。
おなじディープ産駒全体で言うと、14年阪神JFの勝ち馬・ショウナンアデラっぽさを感じるところはあります。

むしろ前向きすぎて気性的な心配があるくらいなので、川田騎手のエスコートにも注目です。


サンクテュエールを考える

今週は藤沢和厩舎の良血ディープ牝駒が2頭デビューしますが、そのうちの1頭を考察したいと思います。


サンクテュエール
父:ディープインパクト
母:ヒルダズパッション
母父:カナディアンフロンティア
https://db.netkeiba.com/horse/2017105485/


サンクテュエールは母方に『ヌレイエフ』をもっており、この血が配合上のポイントになっています。

ヌレイエフ内包のディープ牝駒は、今年のオークス優勝馬のラヴズオンリーユーをはじめ、ヴィルシーナ、ミッキークイーン、デニムアンドルビー、プリモシーン、ショウナンアデラ、ファンディーナの7頭がPOG期間の重賞を勝利。
多くの大物に関わるパターンです。


サンクテュエールの場合、このディープ×ヌレイエフに対して、ある2つのサポート血統が関わっています。

1つは『テューダーミンストレル』。
もう1つは『サドラーズウェルズ』。

この2つとヌレイエフの関係について詳しく考えたいと思います。



前述の重賞馬7頭のうち、ラヴズオンリーユー以外の6頭は同時に『テューダーミンストレル』を併せもつという共通点があります。

ヌレイエフ内包のディープ牝駒は全部で86頭いますが、これをテューダーミンストレルを同時にもつかどうかで分けて、POG成績を調べてみました。

ブログ用成績データ

テューダーミンストレルを併用している馬の成績が圧倒的に優秀。
ヌレイエフもちの将来性が大きく変わってくるサポートと言っても過言ではなく、これはかなり重視したいところです。

ちなみにサンクテュエールの場合は、母父の父ゴーンウェストを通じてテューダーミンストレルを補給。
これは阪神JFの勝ち馬ショウナンアデラとおなじです。



つづいてのポイントは『サドラーズウェルズ』。

サンクテュエールの母ヒルダズパッションは、「ヌレイエフ≒サドラーズウェルズ」4×3というニアリークロスをもっています。
この仕掛について、このまえツイッターでつぶやいたのですが・・・


ちなみに牝駒の該当馬は6頭おり、POG期間に2勝を挙げた馬はリリコイパイ1頭しかいません。

まあ6頭だけの傾向なのでデータの信用性はかなり低いけどね。
ただ個人的には未勝利のまま引退したラポートトークを指名していただけに、データ以上にネガティブな印象を抱いているパターンです(笑)


これらをふまえて、プラス要素を好むかマイナス要素を嫌うか、どう判断するかですね🤔

まあこのブログでは、これまでディープのネガティブ配合をたくさん紹介してきましたが、そのたび覆されて土下座する・・・という流れが続いてます😅
ディープはこちらの想像を超えてくる種牡馬だと思っているので、最近はもうマイナス要素については気にしないことにしてます(笑)


メリディアンローグを考える

昨日、今週デビューするディープ産駒の注目馬としてアルジャンナを紹介したのですが、残念ながら除外・・・😱

せっかくなので、もう1頭面白い配合をしたディープ産駒を紹介しようと思います。


メリディアンローグ
父:ディープインパクト
母:ジョリージョコンド
母父:マルジュー
https://db.netkeiba.com/horse/2017105375/


ディープインパクトの配合的に、注目すべき血は以下の2つ。

1つは『ラストタイクーン』。

母方にこの血をもつディープ産駒はといえば、ワグネリアンやデニムアンドルビーのように、『母の父キングカメハメハ』を経由して補給した組み合わせが有名ですが、それ以外のパターンも悪くありません。
15頭のなかからマルセリーナ(桜花賞など)、カンタービレ(ローズS、フラワーC)、ヴァンキッシュラン(青葉賞)、ファイナルフォーム(ラジオNIKKEI賞)がでています。


もう1つは『マキャヴェリアン』。
これについては、別サイトの「note」で詳しく考察していますので、ぜひそちらをお読みください。



母のジョリージョコンドは国内外でGⅠ2勝を挙げたサトノクラウンの全姉ですが、実は僕、今までで1番と言っても過言ではないくらい、サトノクラウンの血統が大好きなんです😊

サトノクラウンの配合については、現役時代に詳しく書いていますので、ぜひ下記ULRの記事をお読みください。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1339.html

ところで、この頃の記事は力の入れ具合がすごくて、詳しく全部伝えたい精神は我ながらスゴイと思うんですけど、いま読むと何書いてるのか良くわからないややこしさがありますね・・・😅


まあ細かいことはさておき、サトノクラウンの全姉であるジョリージョコンドも当然配合は文句なし。
母としても札幌2歳S2着のファストアプローチを出していますから、血統の良さが繁殖能力に繋がっているとみていいでしょう。

アルジャンナの楽しみはしばらくお預けになっちゃいましたが、代わりにメリディアンローグに頑張ってもらいましょう😊


たまたま今週マキャヴェリアンもちがデビューしてくれて助かった・・・🙄💦


アルジャンナを考える

ディープインパクトがこの世を去った今週、そのディープを父にもつ評判馬がデビューします。


アルジャンナ
父:ディープインパクト
母:コンドコマンド
母父:ティズワンダフル
https://db.netkeiba.com/horse/2017105317/


まず血統的に注目なのは、『インリアリティ』の血をもつという点ですね。
ディープとインリアリティは相性が良く、多くの活躍馬を出しています。

本馬はリローンチ経由のパターンになりますが、これは昨年のNHKマイルCで2着になったギベオンや、今年のダービー2着ダノンキングリーを出すなど、近年とくに存在感を見せています。

またこの馬は馬体重が470キロ前後とそこまで大きくはありませんが、インリアリティの特性上、むしろ丁度いいサイズではないかと思っています。
詳しくは、以前別サイトのnoteで記事を書きましたので、ぜひ読んでみてください😊



それと、昨日のブログで「ディープインパクト×ストームキャット+ウォーレリック」の思い出について触れましたが、この馬はこのパターンにも合致します。


ただこの構成で活躍している馬を見ると、ストームキャットの位置が「母の父」である場合がほとんど。

ラングレー=リアルスティール=プロディガルサン=ラヴズオンリーユー兄妹、エイシンヒカリ=エイシンティンクル兄妹、サトノアラジン=ラキシス=フローレスマジック兄妹、キズナ、ダノンキングリー、アユサン=マウレア姉妹、ヒラボクディープ。

これらはみな母の父ストームキャット。
収得賞金上位で母父ではないパターンは、カレンブーケドール、スナッチマインド、イエローマリンバ、ハートレーくらいしかいません。

アルジャンナの血統表でストームキャットがいるのは、5代目とかなり遠くの場所。
どのくらい効果があるのか不透明なところはあります。


構成的に言うと、GⅡ時代のホープフルSを勝ったハートレーとよく似ています。
ハートレー似って、みなさん的にはプラスなのでしょうか?それとも微妙なのでしょうか?😅

それはさておき、両馬ともにストームキャットが母父ではないという部分もそうですが、ハートレーは母のウィキッドリーパーフェクトがセクレタリアト4×4・5という「ボールドルーラー×プリンスキロ」血脈の強いクロスをもっていたのに対し、アルジャンナの母コンドコマンドはシアトルスルー5×3・5と、こちらも「ボールドルーラー×プリンスキロ」血脈が凝縮されています。

スパッとした切れ味よりも、ワンペース気味で軽快に走るタイプなのかな?と想像しています。


今週のGallopによると、池江師曰く「手先の軽さはこれまで感じたことがないくらい」とのこと。
デビュー戦が楽しみですね😊


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