ダノンプレミアムを考える

今週日曜の阪神新馬戦は、評判の良い馬たちが揃う激戦区となりましたね。
せっかくなので、その中からダノンプレミアムを考察してみようと思います。


注目は母父のインティカブ。
インティカブはアメリカの血統を多く含んだパワー型の血です。
ディープ×インティカブからは日本ダービー2着のサトノラーゼンが出ていますね。

そのインティカブが持つ血の中でも、ディープと相性が良い血として紹介したいのが、ダマスカスとクラフティプロスペクター。
これらの血を持つディープ産駒の牡馬にはPOG期間の活躍馬が多く、ダマスカス持ちには前述のサトノラーゼンの他にも、キズナやカミノタサハラがいます。

POG期間データ 頭数 勝ち上がり 芝成績
連対率 1走当
ディープ牡馬全体 481 258 26 59.0 35.2 % 392 万円
ダマスカス持ちの牡馬 42 24 4 66.7 43.2 % 635 万円

クラフティプロスペクター持ちの牡馬は頭数が8頭しかいないので成績データは割愛しますが、そのうちの半分、サトノラーゼン、ヒストリカル、トーセンホマレボシ、トーセンスターダムが重賞を勝っています。

インティカブのパワーが支えることにより、ディープらしい切れ味で走るというよりは、筋肉ムキムキのパワーねじ伏せていくような感じですね。



本馬にはもう1つ、大きなポイントが存在しています。

それは母のインディアナギャルが持つ、ダンジグ4×3、バックパサー5×5のクロス。
どちらも頑丈なパワーを伝えるアメリカ血統です。

問題はこれがプラスなのかマイナスなのか、判断が難しいんですよね。

基本的にディープは非力なキャラなので、パワーを補強することは悪いことではありません。
ディープの切れと上手くハマれば、強靭な決め手を持ったキャラに出る可能性は十分です。

しかし本馬はインティカブによって、ダマスカスやクラフティプロスペクターのパワーがタップリと補給されています。
そこ加えて更にダンジグ2本とバックパサーを2本をサポートさせることが、果たして良いことなのか……(^_^;)
ムキムキのボディビルダー血統がこれでもかというくらい詰まっているので、これだとディープの長所である切れ味まで削いでしまう可能性も否定できません。


追い切りの映像を見る感じでは悪い印象はなかったので、前向きに捉えたいところではありますが、果たして吉と出ているのか凶と出ているのか……。


ちなみに僕は2年前、この馬の全兄ロードプレミアムを指名し、凶と出ました(笑)
今回は僕がスルーしてるので、吉と出るんじゃないですかね~。




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身内POGでカシアスを指名しました

キンシャサノキセキは、どっちかといえば個性の薄い醤油顔のスピードタイプ(意味不明)
配合的なツボもハッキリとはしていません。
このあたりは父のフジキセキと似てるのかな(^_^;)

なのでキンシャサ産駒を狙う場合は、なるべく母方に面白い仕掛けを持っている馬を選ぶようにしています。


カシアスの母ラブディランは、ノーザンダンサー4×5、バックパサー5×5のクロスを持つ繁殖牝馬。
デインヒルとポリッシュプレセデントの頑丈さが大きく増幅されています。
ちょっとドギツいぐらいパワフルな構成で、存在感ありますね。

キンシャサとのバランス的にはこんなもんで良いんじゃないのかなと。


ただパワーが主体なので、芝よりもダート馬かな~とは思ったりします。

それでも函館の洋芝なら頑張ほしい願望があったんですが、今日の函館はレコードが出るくらい早い馬場だったようで……。
これだと同じキンシャサ産駒でも、リファールをタップリとクロスして、フワッとしたスピードを身に着けているリンガラポップスの方が良かったかな(^_^;)



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身内POGでサナコを指名します。

ダイワメジャーってノーザンテーストの頑丈さを強めに伝えるので、産駒は牡馬の方が活躍しそうだな~と以前は考えていました。
でもPOG期間の重賞馬をみると、牡馬3頭、牝馬6頭と、牝馬の方が倍多いんですよね。

ダイワメジャーの配合の基本方針は、ノーザンテーストの硬さを解すこと。
しなやかな血を母方からタップリとつぎ込むことが多いので、それを切れ味として活かせる牝馬はいいのですが、牡馬にとってはかえってパワー不足になってしまうのかもしれません。
去年指名した牡馬のクライムメジャーも、配合的には悪くないと思っていたのですが、トニービンの緩さが邪魔をして、上のクラスでは一踏ん張りが効いてないように感じました。


というわけで、今年のダイワメジャー産駒は牝馬狙いで。


母のスイートハビタットは、ハビタット3×4を筆頭に、セクレタリアトやミルリーフなど、合計4本の「ナスルーラ(ロイヤルチャージャー)×プリンスキロ」血脈を持つ繁殖牝馬。
柔らかさがかなり強く、これは牡馬よりも牝馬に向いた配合でしょう。
いや、むしろ牝馬でも少し非力かもしれません(笑)

エピセアロームに似たタイプかなと思っているので、スピードを活かして頑張って欲しいです。



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レピアーウィットを考える

おそらく身内POGで指名することになると思うので、紹介がてら考察しておくことにします。


本馬は芝・ダートの両方で活躍したGⅠ馬アジアエクスプレスの全弟。
ストームキャットとコジーンを通じる、セクレタリアト≒サーゲイロード5×6のクロスを持つので、芝で走れるのも納得ではあります。

しかし本質的にはダートの方が良いような気はします。


本馬の4代母リヴァークロッシングは、アドミラルズレディとアイアンメイデンとポーテージを通じる、ウォーアドミラル5×3・5のクロスを持つ牝祖。
アメリカ血統のパワーが強力に凝縮されています。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a011ebd/


そのリヴァークロッシングから、デピュティミニスター → ノートブック → ランニングスタッグという累代で誕生したのが、本馬の母にあたるランニングボブキャッツ。
ランニングボブキャッツはポーテージ6×5、アイアンメイデン5×7というクロスを持っています。
つまり牝祖リヴァークロッシング内に凝縮されたウォーアドミラルのパワーを、再び強く前面に引っ張り出しているのです。


そんなわけで、ランニングボブキャッツの子であるレピアーウィット(アジアエクスプレス)には、母系に詰まったパワーが間違いなく伝わっているはずです。

しかもレピアーウィット自身、ジェットアクション≒ブルーカヌー6×6というニアリークロスを持っているのですが、この仕掛けにはウォーアドミラルの脈絡によって成り立っています。

┌ Jet Pilot
ジェットアクション
│┌ War Admiral
└△

┌ Jet Pilot
ブルーカヌー
│┌ War Admiral
└△


牝系の長所をしっかりと継続しているということで、配合的にも説得力がありますね。

ちなみのこのジェットアクション≒ブルーカヌーは、ヘニーヒューズとコジーンによって発生しています。
これまで日本で走ったヘニーヒューズ産駒を調べると、コジーンを持つ馬は本馬の全兄アジアエクスプレスの他にも1頭いて、それがフェブラリーSを勝ったモーニン。

この組み合わせは今後も注目しておきたいです。



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ステルヴィオを考える


というわけで、考察するのはステルヴィオとなりました。
投票してくださったみなさま、ありがとうございます(・∀・)


まず血統表を見て、最初に目につくのが「ヌレイエフ≒フェアリーキング」5×3の4分の3同血クロス。

ヌレイエフはロードカナロアのパワー源となっていた血。
フェアリーキングはガチッとしたパワーを伝える血。
この両者が同調することにより、ピリッとしたパワースピードが増幅されます。
個人的には母方にフェアリーキングを持つロードカナロア産駒は面白いのではないかと注目しています。


そんなわけで、このパワー資質がメインになっているのだろうと、ステルヴィオの調教動画を見てみたところ、……あれ?ちょっと違うなと。
イメージ的には突進的に走るタイプだと思ってたのですが、実際はトビが大きくゆったりと走っていました。

レース本番になったら、やっぱりフェアリーキングらしくパワースピード全開という可能性もあるかもしれません。
ですが調教どおりのタイプなのだとすれば、ヌレイエフ≒フェアリーキングの中でも、僕が思っていた部分ではないところが伝わっているのでしょう。

ヌレイエフ≒フェアリーキングが伝えるピリッとしたパワースピードは、主にスペシャルが持つ「ハイペリオン×レディジュラー」資質によってもたらされます。
しかしステルヴィオにおけるヌレイエフ≒フェアリーキングの場合、どうやらスペシャルの中でも「ナスルーラ×ハイペリオン」の方が強く発現しているっぽいです。


ステルヴィオの血統内を見ると、(ヌレイエフとフェアリーキングが持つ)スペシャル以外にも「ナスルーラ×ハイペリオン」資質が数多く存在しています。

まずロードカナロアの父キングカメハメハが抱える『ホーンビーム』が「ナスルーラ×ハイペリオン」。
またロードカナロアの4代母父リヴァリッジは、ナスルーラと4分の3同血のロイヤルチャージャーとハイペリオンを併せ持つ血脈ですから、これも「ナスルーラ×ハイペリオン」に準ずる血と言えます。
更にステルヴィオの3代母ファーストクラスの祖父『テスコボーイ』も「ナスルーラ×ハイペリオン」。
そのファーストクラスの2代母父『スピードシンボリ』が、「(ナスルーラと4分の3同血)ロイヤルチャージャー×ハイペリオン」です。

  ┌ Hyperion
 ┌◯
┌◯
Special
│ ┌ Nasrullah
│┌◯
└△

┌ Hyperion
Hornbeam
│┌ Nasrullah
└△

  ┌ Royal Charger (ナスルーラと4分3同血)
 ┌◯
┌◯
Riva Ridge
│ ┌ Hyperion
│┌◯
└△

 ┌ Nasrullah
┌◯
テスコボーイ
│┌ Hyperion
└△

 ┌ Royal Charger (ナスルーラと4分3同血)
┌◯
スピードシンボリ
│ ┌ Hyperion
│┌◯
└△


「ナスルーラ×ハイペリオン」というのは、ナスルーラの柔らかさとハイペリオンの持続力が融合し、柔らかく持続的な斬れ味を伝えます。

ヌレイエフ≒フェアリーキングだけを見ればパワースピードが基本ですが、ステルヴィオの場合は血統全体に散りばめられたホーンビームやテスコボーイなどにより、「ナスルーラ×ハイペリオン」の柔斬れが引っ張り出されているのでしょう。

それならゆったりした走りも納得できますし、短距離よりもマイルの方が良さそうですね。


新種牡馬ロードカナロアがどんな産駒を世に出すのか、ステルヴィオの初陣が楽しみです。



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