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先週、当ブログで「エピファネイア×母父キングカメハメハ×2代母父サンデーサイレンス」について考察しました。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1850.html

この記事を書いた後にデビューしたファートゥアは、1番人気を裏切るかたちで3着でした😣💦


このパターンの相性の良し悪しについての結論はさておき、1つだけ気がかりなことがあります。

最初にデビューしたレッドブロンクスが阪神1400m。
2頭目のファートゥアは東京1400m。
そしてファートゥアの次戦は函館1200m(予定)。

どれも短めの距離に使われているんですよね。
まだ2頭だけなので何とも言えないところはありますが、どっちの血統表を見ても、短距離型の構成という感じでもありません。


なぜこのような傾向に出るのでしょう🤔



推測1・・・エピファネイアの気性

エピファネイア自身、現役時代は前進気勢が強い競走馬でした。
エピファ×キンカメ×サンデーは、構成上かならず「シーザリオ≒母2×1」になります。
強いクロスで血を活性化させる仕組みだけに、エピファの気性面も刺激してしまうのかもしれません。


推測2・・・3代母父ノーザンテーストの影響

これまでにデビューしたレッドブロンクスとファートゥアは、エピファ×キンカメ×サンデーというだけでなく、3代母父が『ノーザンテースト』であることまで共通しています。

reddoburo.jpg

fa-twua.jpg

ノーザンテーストという血は頑丈さを伝え、緩い体質をガチッと引き締める効果があります。
エピファネイアのしなやかさが抑えられることで、少し短い距離向きの機動力型にシフトしているのかもしれません。



さて、そんなことを考えているさなか、今週もエピファ×キンカメ×サンデーで構成されたネクサスアルカナムがデビュー予定なんですよね。

実はこの馬も、レッドブロンクス、ファートゥアとおなじくノーザンテーストもち。
※ただし3代母父ではなく、4代母父にもっています

nekusasu.jpg

祖母にアドマイヤグルーヴをもつ正統派な血統なので、今度はどういうタイプにでるんだろうな~と思っていましたが・・・


まさかのダート1200m 😳⁉️




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日曜日の新馬戦はルーチェデラヴィタが優勝。
新種牡馬・キズナ産駒の初勝利となりました

せっかくなので、この機会にキズナについて考えてみたいと思います。


キズナという馬は、父のディープインパクトと母の父ストームキャットによる しなやかな体質を、切れ味として活かしています。
また、そのような しなやかさが引き起こしがちな「非力さ」というデメリットを、2代母の父ダマスカスの屈強なパワーによって打ち消しているのもポイント。
絶妙にバランスがとれた血統構成です。


ただし、これはキズナが現役時代の競走馬だったときのはなし。
ここからはあくまでも個人的な推測ですが、種牡馬としてのキズナは、少しタイプが変わるのではないかと考えています。


キズナの父であるディープインパクトは、父として切れ味を強力に伝えました。
しかし祖父の代に下がると切れ味が衰え、重厚なパワーが濃くなることが多くなります。

キズナの現役時代は、ディープが切れ味を担当していたからこそ、あのバランスで成り立っていました。
しかしキズナが種牡馬になり、ディープがおじいちゃんの位置から重厚感を伝えるようになったらどうでしょう。
競走馬キズナと種牡馬キズナのイメージが、イコールで繋がらない可能性もあるのではないかと思うのです。

ディープの切り替わり


重厚になったディープはダマスカスのパワーに寄り添うようなかたちで、タフな底力を担当。
しなやかさをストームキャットだけで支えることになるため、スパッと切れる俊敏性が衰え、アメリカ的なワンペースタイプのスピードに。
具体的なイメージでは、芝適性を強めに出すシンボリクリスエス?、みたいな印象でしょうか(繰り返しになりますが、あくまでも個人的な推測です💦)



気になるのは、この資質をどう活用するのが正解なのか、ということですよね。

しなやかな血を補給して、現役時代のキズナの切れ味を呼び戻すのが良いのか。
開き直ってパワー血統をガンガン注入して、種牡馬キズナの特性を伸ばすべきなのか。

僕個人の好みで言ったら、今年は後者のタイプを重視しようと思っています。


ちなみに新馬戦を勝ったルーチェデラヴィタは、ストームキャット≒ベイリーフスイータ3×3でしなやかさを刺激しつつ、リアルシャダイから「ロベルト+インリアリティ」の米パワーを補給した馬。
どっちの資質も活用してます(笑)




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エピファネイア×母父キングカメハメハという血統構成。
これはなかなか面白い仕組みだなと思います。


エピファネイアにキングカメハメハを組み合わせると、(エピファネイアの母)シーザリオとキングカメハメハのあいだにいろいろなクロス(ニアリークロス)が発生します。

目立つところでは・・・

・サドラーズウェルズ≒ヌレイエフ
・トライマイベスト≒マルゼンスキー
・サーゲイロード≒ミルリーフ


細かい部分でも、ニジンスキーやオリオール≒フラワーボウルなど、大小さまざまな血が脈絡するのです。


シーザリオといえば、自身が競走馬として活躍しただけでなく、母としても数々の活躍馬を送り出す素晴らしい名牝。
これだけの名血を刺激することがマイナスになるとは考えづらいですよね。

そういう点で、シーザリオの資質を刺激できるキングカメハメハは、かなり有効ではないかと思います。



この組み合わせをもつレッドブロンクスが、さっそく先週の新馬戦(阪神1400)に出走。
2着と健闘しています。

レッドブロンクスの血統表で興味深いのは、2代母父がサンデーサイレンスだということ。


キングカメハメハはシーザリオがもつ重要な血のほとんどを刺激できますが、唯一サンデーサイレンスだけは触れることができません。
その欠けたピースを、レッドブロンクスは2代母父に組み込むことで補っているのです。

これによって、シーザリオの要素がほぼすべて抑えられたことになります。



 ┌サンデーサイレンス
┌◯┌マルゼンスキー(≒Try My Best)
│└△

シーザリオ

│┌Sadler's Wells(≒Nureyev)
││ ┌Sir Gaylord
└△┌◯
 └△

 ┌◯┌Nureyev(≒Sadler's Wells)
┌◯└△
││ ┌Try My Best(≒マルゼンスキー)
││┌◯┌Mill Reef(≒Sir Gaylord)
│└△└△

レッドソンブレロ

│┌サンデーサイレンス
└△


より包括的に、より強固に名牝の資質を引っ張り出す狙いを考えると、2代母父にサンデーサイレンスがいることにも大きな意味がありそうです。


もちろんこのパターンが成功すると決まったわけではありませんが、エピファネイアの方向性を占う指標にはなりそうですね。



ちなみに、望田師匠も6月号のサラブレで、おなじくエピファ×キンカメ×サンデーについてお書きになっています。
そのほかジャスタウェイの血統論など、POGに役立つお話をされていますので、お読みになってみてはいかがでしょうか😊




そんなわけで、今回の記事は半分パクりでした。
・・・師匠スミマセン🙄💦💦



※追記




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ハーツクライ産駒の牡馬で、POG期間の重賞を勝っているのは全部で11頭。
これらのほとんどが、母の父にアメリカ血統をもっています。


ウインバリアシオン・・・母父ストームバード(アメリカ血統
ジャスタウェイ・・・母父ワイルドアゲイン(アメリカ血統
フェイムゲーム・・・母父アレミロード(ヨーロッパ血統?
ワンアンドオンリー・・・母父タイキシャトル(アメリカ血統
ベルラップ・・・母父シンボリクリスエス(アメリカ血統
ロジクライ・・・母父マキャヴェリアン(アメリカ血統
アドマイヤエイカン・・・母父フレンチデピュティ(アメリカ血統
スワーヴリチャード・・・母父アンブライドルズソング(アメリカ血統
タイムフライヤー・・・母父ブライアンズタイム(アメリカ血統
グレイル・・・母父ロックオブジブラルタル(ヨーロッパ血統
ゴーフォザサミット・・・母父ストームキャット(アメリカ血統


フェイムゲームに関しても、母父アレミロードはリボー系ながら米血の要素も含んでいるため、やや曖昧ではありますね。
そういう細かいところの判断はさておき、基本的にはハーツクライ牡駒は母父アメリカ血統を狙うのがセオリーでした。


そういう印象が強かっただけに、現4歳馬のグレイルが一昨年の京都2歳Sを勝ったときは、異質な印象を受けました。
この馬は母父ロックオブジブラルタル、2代母父レインボークエストと、全体的にヨーロッパの要素が強かったからです。


※グレイルが新馬戦を勝ったあとのツイート

まあ全てが血統の傾向通りに決まるわけではありません。
こういう違ったタイプの活躍馬が出ることもあるよな~・・・と、この当時は受け止めることにしました。


ですが、興味深いのは、グレイルの次の世代である現3歳のハーツ牡駒の活躍馬たち。

この世代は重賞勝ちがありませんでしたが、重賞2着になった2頭の母の父を見ると・・・


シュヴァルツリーゼ(弥生賞2着)・・・母父モンズン(ヨーロッパ血統
カテドラル(アーリントンC2着)・・・母父ロックオブジブラルタル(ヨーロッパ血統


どちらも母の父以外の部分を含めて、結構コテコテのヨーロッパ血統だったのです。


さて、これはどう捉えるべきでしょう。

欧血中心だからこそ、完成度が足りずに重賞を勝てなかったのか。

それともグレイルの登場や、つづく下の世代の2頭は、ハーツクライ牡駒の傾向が変わりつつあることの先触れなのか。


そんなことを思いつつ・・・


昨日の新馬戦でかなりインパクトがある勝ち方をしたサリオスは、母がロミタス×タイガーヒルという欧血中心の構成。

ふむ・・・🤔




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週末のアネモネSでルガールカルムが勝利。
ロードカナロアの牝駒において、ヌレイエフのクロスが恩恵をもたらす仕掛けであることを印象づけました。


ただし、ルガールカルムを除くと、現3歳のヌレイエフのクロスもちはあまり実績を残せてはいません。


勝てるヌレイエフのクロスと、勝てないヌレイエフのクロス、一体どこに違いがあるのでしょう。


ひとつ気づいたのが、活躍している馬たちは『ミスタープロスペクター』の血をクロスしていない、ということ。


ミスプロをクロスせず、ヌレイエフのみをクロスしているカナロアの牝駒は、11頭いて5頭が勝ち馬。
代表産駒のアーモンドアイ、前述のルガールカルムのほか、POG期間に2勝を挙げているエイシンデネブとジョーカナチャンが出ています。

一方、ミスプロとヌレイエフを同時にクロスしているほうは、9頭中3頭が勝ち馬。
2勝馬はまだ出ていません。


ミスプロのクロスがあるのとないのとで大きく違ってくるのは、「キングマンボの増幅」になるかどうかです。


ヌレイエフはパワーに優れた血ですが、ハイペリオン4×4のクロスによる“持続力”も兼備していて、重厚な切れ味を伝えます。

キングマンボはそのヌレイエフを母父にもつ血統ですが、父のミスタープロスペクターからアメリカ的なスピードを受け継いだことで、ヌレイエフの持続力の要素が薄れ、突進的な“パワースピード”色が濃くなっています。


ロードカナロアの牝駒にとって重要なのは、ヌレイエフの“持続力”なのかもしれません。

ヌレイエフだけをクロスして、持続力を引き出すことができれば大きな恩恵となる。
しかしミスプロを同時にクロスすると、キングマンボの包括的な増幅へと変わってしまい、パワースピードのほうが強調されてしまうため、ヌレイエフの持続力が出づらい。

こんな感じの作用が起こっているのでしょうか。


頭数が少ないのでハッキリと言えないところはありますが、今後はミスプロの有無を注視しておきたいところですね。




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