笠雄二郎氏、栗山求氏、望田潤氏の配合論をベースに、POG向きの血統論を考察しています。

桜花賞 血統考察…フォーエバーモア

ネオユニヴァースの成功パターンをザックリとまとめると

・父の特徴である“フェアトライアル”資質を増幅すること
・ヘイルトゥリーズンのクロスか、母方にボールドルーラーを持つこと
・牡馬であること

この3点が重要になります。

フォーエバーモアは、フェアトライアルもヘイルトゥリーズンもボールドルーラーも持たない“牝馬”。
こんなのどう考えても(C)評価にしか出来ません(笑)

しかしこの馬の強さについては、前走、前々走で証明されています。
テキトーに済ませるわけにもいきませんし、真面目に考察することにしましょうか(~_~;)


・ネオユニヴァース×米スピード
そもそもネオユニヴァースは、柔軟性(切れ味)のあるスピードではなく、純粋で絶対的なスピードを活かす実直タイプです。
だからその長所を伸ばすために、フェアトライアルの強靭な推進力だったり、ヘイルトゥリーズンやボールドルーラーの忍者的な俊敏さだったり、要するにネオユニヴァースの資質と同じ適正の血脈で、スピードを強化していたワケです。

フォーエバーモアの母は全体的にアメリカの血脈が多いです。
その中身はというと、純粋なスピードを伝える血脈や、パワー的なピッチスピードを伝える血脈がほとんど。
つまりネオユニヴァースと同じ方向へ向いた要素で構成されているんです。

これならば少なくともネオユニヴァースにとってマイナスということはないでしょう。
相性は良いハズです。


・母父ペンテリカス
ペンテリカスはミスタープロスペクター系の軽快なスピードタイプ。
上で書きましたが、純粋な速力を伝えるミスプロのような血脈は、ネオユニヴァースと相性が良いです。
特に牝馬においてはかなりの効果を発揮します。

POG期間内で見ると、フォーエバーモアの他にもフェアリーSを勝ったオメガハートロック、フェアリーS2着のアイアムネオ、阪神JF3着ミクロコスモスなどがミスプロ持ちです。


・POG成績
頭数 芝連対率 ダ連対率 芝1走あたり
ネオユニ牝馬全体 367 10.9% 10.7% 85万円
ミスプロ持ち牝馬 126 14.4% 13.6% 128万円


ネオユニ牝馬なんてまともに考察したことがありませんでしたが、牝馬に限っていえばヘイルトゥリーズンやボールドルーラーよりもミスプロの方が重要なんじゃないかと思ったりもします。
もちろんネオユニ牡馬だって、ミスプロと相性が良いですよ。
ネオユニとの黄金配合で有名なマキャヴェリアンも父がミスプロですしね。

…にしても、ネオユニ牝馬の成績酷すぎだろ(笑)


・マジック
ペンテリカスの祖母マジックは、ブサンダ≒ベターセルフ2×2という、「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」を絡めた、かなり強いクロスを持つ血脈です。

実はブサンダとベターセルフは、どちらもネオユニヴァースが持つノーサードチャンスとニアリークロスになるんですよ。
このニアリークロスはアメリカ血脈を増幅するもので、ガッチリとしたパワースピードを与えてくれます。

おそらくこの仕掛けは、ネオユニヴァースの成功パターンであるフェアトライアル増幅の代わりとして機能しているのだろうと考えています。
フォーエバーモアはフェアトライアルを持ちませんが、ちゃんと強靭な推進力は身につけているのです。

この「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」を絡めた仕掛けですが、フォーエバーモアの他にも、オメガハートロックはストライキング=ブッシャー3×3のマイチャーマーを持っています。
それとアイアムネオも4代母ナンバードアカウントが、ブサンダ≒ストライキング2×3です。

「ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」が強く凝縮された血脈を使い、ノーサードチャンスの米パワースピードを前面に出すことは、どうやらネオユニ牝馬には有効っぽいですね。


・ブルーバースト
フォーエバーモアの3代母ブルーバーストは、ブルーゲイ≒リヴォークド1×2という、仰天のニアリークロス持ちです。
ブルーゲイとリヴォークドは、どちらもネオユニヴァースのノーサードチャンスとニアリークロスになります。

つまり、フォーエバーモアはマジックを経由して「ノーサードチャンス≒ブサンダ≒ベターセルフ」になっているだけじゃなく、ブルーバースト側からもブルーゲイとリヴォークドで、ノーサードチャンスを大きく増幅させているんです。

ノーサードチャンスとブルーバーストの組み合わせと言えば、ハーツクライ産駒のジャスタウェイによって、その威力は実証されています。
この仕掛けもかなりプラスになっているハズですよ。



総合評価(最強のC)
フェアトライアルがない代わりに、ノーサードチャンス×マジック×ブルーバーストによって大きく増幅された米パワーで強靭な推進力を補い、ヘイルトゥリーズンやボールドルーラーではなくミスタープロスペクターの速力で軽快なスピードを補っています。
ネオユニヴァースの配合に必要な資質は、全て完備していると言ってもいいでしょうね。

後は牝馬ということをどの程度マイナスとして考えるか、それは皆さん次第です。

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2014/04/08 | 15:59
ぶった斬る2013コメント:2トラックバック:0
コメント
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2014-04-09 水  15:17:18 |  URL |  # [編集]
そうなんですよ。
僕も真っ先にチェックしました(^o^)
2014-04-09 水  15:39:13 |  URL | くりがしら #- [編集]
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