ブライトエンブレムとミッキーユニバースに伝わる柔軟性

ネオユニヴァースは長所は、母のポインテッドパスが持つレディジュラー7・8×6由来の硬質な機動力。
これをより強力に増幅することが、大物を生み出すコツとなります。

札幌2歳Sに出走予定のブライトエンブレムとミッキーユニバースの2頭は、その部分の強化を怠っていません。
具体的な血脈を挙げると、ブライトエンブレムはアリストファネス、ミッキーユニバースはペティンゴあたりが、特にネオユニヴァースに効果的です。

ちなみに、テューダーミンストレルを抱える種牡馬に対して、アリストファネスを抱える繁殖牝馬を合わせて硬質なスピードを引き出すというやり方は、ネオユニ×アリストファネスに限らず、ハービンジャーでも効果的に機能していると見ています。
一応、昨日の記事でもちょっと触れたので参考にしてみてください。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1235.html


このように、硬めな機動力がネオユニヴァースにとっての武器なわけですが、その一方で、硬さをほぐしてしまうような血脈との相性は逆に良くないんですよ。
中でも最大の天敵は「ナスルーラ(ロイヤルチャージャー)×プリンスキロ」……いわゆるナスキロ血脈です。

ナスキロ的にしなやかな繁殖牝馬をネオユニヴァースに合わせると、“強くて柔らかい”とはならず、“強くもなく柔くもなく”になりやすいのが困りもの。

試しにネオユニヴァース産駒を母方のナスキロ血脈の本数で分けて、データを出してみました。
ただし、調べるのがスゲー大変だったので、今回は牡馬限定です(;´Д`)


・3歳春までの成績データ
ネオユニ牡馬 頭数 芝勝ち上がり率 芝連対率 芝1走当
ナスキロ2本以上 113 20 17.7% 19.4% 125万円
ナスキロ1本 165 35 21.2% 18.8% 182万円
ナスキロなし 139 22 15.8% 20.3% 226万円


項目ごとにバラつきはありますが、もっとも顕著に現れるのが「芝一走当賞金」。
つまりナスキロ血脈が増える度に、大物感が損なわれているのです。

重賞連対馬をナスキロ毎にわけると

・ナスキロ2本以上
ミヤジタイガ、タカオノボル

・ナスキロ1本
ロジユニヴァース、オールアズワン、トーセンファントム、ガンジス、ゴールスキー、サウンズオブアース

・ナスキロなし
ヴィクトワールピサ、アンライバルド、ネオヴァンドーム、デスペラード、ユニバーサルバンク、ヘミングウェイ

これを見る限り、ナスキロ1本はセーフでしょうけど、2本以上は完全にアウトって感じがします(^_^;)


となると、母方にリヴァーマンとサーゲイロードの2本を抱えるブライトエンブレムはアウトで、ミルリーフ1本だけのミッキーユニバースはセーフになりますねえ。

ただし、今回の成績データは機械的に分類したものに過ぎません。
本来重要なのは、どの程度ナスキロ的な影響があるのかです。
同じ「ナスルーラ×プリンスキロ」構成でも、血脈毎によって伝える柔軟性は違いますし、何代目にあるかによっても全然違います。

ブライトエンブレムの母ブラックエンブレムの場合は、ナスキロ柔さよりも「アワエンブレム≒ヘクタープロテクター」のパワースピードを強く伝えると見ています。
あまりナスキロの本数だけでマイナスと決めつけてはいけないようにも思えます。

むしろミッキーユニバースのラストタイクーンの方が、ミルリーフのナスキロ柔さを伝える印象が強く、尚且つそれが母父に居座っているわけですから、かなりの影響があるでしょうね。

試しにネオユニヴァース×ラストタイクーンの牡馬の成績も調べてみました。
せっかくなので、ラストタイクーンと同じく「ノーザンダンサー+ナスルーラ(ロイヤルチャージャー)+プリンスキロ+メノウ」で構成された、カーリアンとストームキャットとの相性についても一緒にどうぞ。


・3歳春までの成績データ

頭数 芝勝ち上がり率 芝連対率 芝1走当
ネオユニ牡馬全体 417 77 18.5% 19.5% 182万円
ラストタイクーン牡馬 8 2 25.0% 25.0% 129万円
カーリアン牡馬 17 4 23.5% 18.6% 107万円
ストームキャット牡馬 17 2 11.8% 21.7% 128万円


頭数が少ないため、データとしての信頼性はかなりアヤシイですが、現状の成績で判断するなら「芝一走当賞金」が低く、やはり大物感のない結果になっていることがわかります。

これらのデータを覆し、ブライトエンブレムやミッキーユニバースが活躍するようであれば、ついに“強さ”と“柔らかさ”が高い次元で融合した大物誕生!ということになるかもしれませんね。


今回の札幌2歳Sもデータ通りの結果になってしまうとすれば、本当の大物はブラックエンブレム、ミッキーユニバースではなく、実はもう1頭のネオユニ産駒でナスキロなしのトウカイバレットだったりして!?




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なるほど~(--;)

今回は出資馬ブライトエンブレムの話だったので、興味津々で読ませていただきましたm(__)m
ネオは硬質なスピードが重要なわけですね~(^O^)
逆にナスキロはマイナスなんてね~(--;)
母ブラックエンブレムは特殊な相似配合なので、アウトブリードなネオとのタッグで人知を超えた能力遺伝に期待します!(^-^)/

レプティリアさん

ブラックエンブレムってクロスが強烈すぎて、伝えるものは結構特殊です。
どんな種牡馬をつけても、ブラックエンブレム色の方が強くなると見ています。
ですから、あまりネオユニヴァースの型にはめる必要はないと思うんですよね~……と、さり気なくフォローしてみました(^_^;)
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