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やれなかった・やらなかった・どっちだろう

笠雄二郎氏、栗山求氏、望田潤氏の配合論をベースに、POG向きの血統論を考察しています。

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血統同人誌





ディープとブラックタイドの違いを考える 2018-01-09-Tue

ドナテッロをクロスしたディープインパクト産駒は、多くの活躍馬を出しているPOGの成功パターンです。
日本ダービーの優勝馬である、マカヒキ、キズナ、ディープブリランテはみなこのクロスを持っており、特に牡馬にとっては重要な仕掛けと言えます。


ではディープの全兄ブラックタイドの場合はどうなのかというと、ドナテッロをクロスした産駒に目立った活躍馬はいません。
POG期間に結果を残しているのは、ホープフルS2着のコメートくらいです。

ただし、ブラックタイドがPOG期間に送り出した牡馬の重賞勝ち馬4頭を見ると、キタサンブラック以外の3頭(マイネルフロスト、タガノエスプレッソ、テイエムイナズマ)が、「ドナテッロ≒ブードワール」のニアリークロスを持っているんですよね。
ちなみに牝馬の重賞馬ライジングリーズンも持ってます。

ブードワールと言ってもピンと来る方は少ないかもしれませんね。
グロースターク&ヒズマジェスティ兄弟の3代母、ユアホスト&ユアホステス兄妹の母として、血統表で良く見かけます。


このことから、増幅するやり方は違えど、ブラックタイドもドナテッロの増幅がちゃんと成功パターンになっていることがわかります。

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何故、ディープの場合はドナテッロの直接クロスが良くて、ブラックタイドはブードワールとのニアリークロスが良いのでしょうか?


ドナテッロと、ブードワール一族(グロースターク&ヒズマジェスティ兄弟や、ユアホスト&ユアホステス兄妹)はどちらもスタミナに優れた血です。
しかし両者が伝えるスタミナは、厳密に言うとちょっと違います。

ドナテッロは長距離を走るような心肺機能を向上させるタイプ。
生粋のスタミナという感じです。

一方ブードワール一族は、距離を伸ばす効果というよりは、苦しい場面でへこたれない持久力を支えます。
スタミナというよりは“底力”という言い方が適しているかもしれません。


ディープインパクト産駒の牡馬はアルザオの素軽さが強く出ているぶん、スタミナには少し頼りないところがあります。
そこでドナテッロをクロスすることで、純粋なスタミナを増幅することが大きな効果を生み出します。

ブラックタイドはバークレアの重厚なスタミナを強力に受け継いだタイプ。
なので更にドナテッロのスタミナを伸ばしてしまうと、かえって鈍重に出過ぎてしまうのかもしれません。
そこでブードワールを使ってドナテッロを刺激することで、重苦しくさせすぎず、上手く底力だけを引き出す方法が良いのでしょう。


ちなみにディープインパクト産駒の牡馬で、ドナテッロ≒ブードワールを持つ馬のうち、POG期間のGⅠ優勝馬は5頭います。
皐月賞を勝ったディーマジェスティとアルアイン、NHKマイルCを勝ったミッキーアイル、そして朝日杯FSを勝ったサトノアレスとダノンプレミアムです。
ダービー馬3頭はブードワールの血を持ちません。

やはりこのニアリークロスは、長距離よりはマイル~中距離あたりで効果を発揮しやすい仕掛けなのでしょう。

そうなると、昨年の最優秀2歳馬を獲得したダノンプレミアムはマイル~中距離向き、つまり皐月賞>ダービー向きのタイプと考える事もできるのですが…。
この馬はドナテッロの直接クロスも持っているので、同時にダービーを勝つ資格も有しているのがややこしいところです(笑)



固有の馬についての考察はさておき、とりあえずディープ産駒でダービーを狙うならドナテッロの直接クロス。
ディープ産駒でも朝日杯FS、ホープフルS、皐月賞、NHKマイルC狙いならドナテッロ≒ブードワール。
ブラックタイド産駒の大物狙いでもドナテッロ≒ブードワール。

こんな感じで覚えておきましょう。





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コメント


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ウェストブルック 龍馬 | URL | 2018-01-17-Wed 15:30 [EDIT]

ウェストブルックにも、ドナッテロが入っているのでしょうか?

>龍馬さん くりがしら | URL | 2018-01-17-Wed 23:00 [EDIT]

ウェストブルックの母父の父Super Concordeの、2代母父アリシドンがドナテッロ持ちです(^^)

ありがとうございました。 龍馬 | URL | 2018-01-19-Fri 21:23 [EDIT]

ありがとうございました。
楽しみな一頭ですね。m(__)m


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