ヴィクトワールピサには「ナスキロフリート」を

昨日のくるみ賞をコウソクストレートが勝ち、デビュー2連勝を飾りました。
せっかくなので、これを機にヴィクトワールピサの牡馬について傾向をまとめてみました。


ピサ産駒の牡馬でPOG期間内に2勝以上を挙げてオープン入りしたのは、アジュールローズ(プリンシパルS勝ち)、ジョルジュサンク(すみれS勝ち)、ナムラシングン(若葉S2着)、ウェーブヒーロー(2勝)、コウソクストレート(2勝)の5頭。

ウェーブヒーローを除く4頭は、母方に「ナスルーラ+カウントフリート+プリンスキロ」血脈、もしくは「ロイヤルチャージャー+カウントフリート+プリンスキロ」血脈を持つという共通点があります。


・リヴァーマン持ち
(アジュールローズ)

 ┌Nasrullah
┌◯
Riverman
│ ┌Princequillo
│┌◯┌Count Fleet
└△└△


・ミルリーフ持ち
(ジョルジュサンク)

 ┌Nasrullah
┌◯
Mill Reef
│┌Princequillo
└△┌Count Fleet
 └△


・(コジーンの母)ライドザトレイルズ
(ナムラシングン、コウソクストレート)

Cozzene
│ ┌Princequillo
│┌◯┌Count Fleet
││└△
Ride the Trails
 │  ┌Royal Charger
 │ ┌◯
 │┌◯┌Princequillo
 └△└△


また5頭のうち、唯一該当から漏れているウェーブヒーローについてはフォーティナイナーに注目。
プリンスキロの位置が5代目と奥のため拡大解釈気味ではありますが、一応「ナスルーラ+カウントフリート+プリンスキロ」を全部持ってる血なので、上記の法則に準ずるパターンとみることができます。


・フォーティナイナー
(ウェーブヒーロー)

   ┌Nasrullah
┌◯┌◯
│└△┌Count Fleet
│ └△
フォーティナイナー
│┌◯
└△└△┌Princequillo
 └△└△
  │┌Nasrullah
  └△



ではなぜリヴァーマン、ミルリーフ、コジーン(+おまけでフォーティナイナー)を始めとする「ナスルーラ+カウントフリート+プリンスキロ」が好相性なのでしょうか。

それはヴィクトワールピサの柔らか味の源泉である、(ミスタープロスペクターの母)ゴールドディガーの「ナスルーラ+カウントフリート」を増幅出来るからではないかと考えられます。

Mr. Prospector
│ ┌Nasrullah
│┌◯
Gold Digger
 │┌Count Fleet
 └△


ヴィクトワールピサと「ナスルーラ+カウントフリート」の関係性については、望田師匠がブログで詳しく書かれています。
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/cbbc0e2ba4cbd1780572db8301d4f4f7


今回紹介した3+おまけ1血脈は、「ナスルーラ+カウントフリート」に加えてプリンスキロがセットになっていますが、これにより「ナスルーラ+カウントフリート」の柔らかさと同時に、「ナスルーラ+プリンスキロ」の柔らかさも補強出来るため、特にしなやかさアップに効果がありそうです。
望田師匠風にいえば、“ナスキロフリート”って感じなのかな(*^^*)

この法則で考えるなら、(カウントフリートの位置がやや奥ですが)フレンチデピュティの母ミッテランも面白そうだなあ。


そういえばアジュールローズの場合、リヴァーマンの他に「ロイヤルチャージャー×プリンスキロ」血脈のカーリアンをセットで持っていて、「ナスルーラ+プリンスキロ」資質の影響力をより強めるような構成になっていますね。
同じようにナムラシングンはコジーンの他に、エーピーインディから「ナスルーラ+プリンスキロ」を。
コウソクストレートもコジーンに加えてパーフェクトピジョンから「ナスルーラ+プリンスキロ」を補強しています。


とりあえず「ナスルーラ+カウントフリート+プリンスキロ」血脈をメインにしつつ、他にも「ナスルーラ+プリンスキロ」血脈があれば信頼度アップ!って感じですかね~。




POGに役立つ血統同人誌 ⇒ コチラ

ドリームジャーニー≒ダイワメジャー≒オルフェーヴル?

現3歳のドリームジャーニー産駒で複数勝ち星を挙げた馬5頭の血統表を見ていて思いました。


ドリームジャーニーは「柔らかさを伝える血」との相性が良いんじゃないか説!


具体的にいうと、「ナスルーラ×プリンスキロ」血脈や、「ロイヤルチャージャー×プリンスキロ」血脈ですね。

・ミライヘノツバサ(3勝)
ポーカー、セクレタリアト、ベティロレイン、サーゲイロードの計4本持ち

・ワンスインアライフ(2勝)
ファストターン

・アルカサル(2勝)
プッシュアボタン、サーゲイロードの2本持ち

・ニシノジャーニー(2勝)
シアトルスルー、セクレタリアト、サーゲイロード2本、ボールドラッドの計5本持ち


またエスティタート(2勝)の母父トニービンは「ナスルーラ(ロイヤルチャージャー)×プリンスキロ」血脈ではないものの、柔らかさを強く伝える性質があり、これも好相性と見てもいいのではないでしょうか。


この傾向を踏まえて、なぜドリジャ×柔らかさが好相性なのかを僕なりに考えてみました。


ドリームジャーニーの父であるステイゴールドは、プリンスリーギフトの柔らかさが強い影響で、逆に頑丈さに欠けてしまった種牡馬。
そのため種牡馬ステイゴールドは、ノーザンテーストの頑丈さを増幅してパワーを補強することが成功のパターンでした。

ドリジャはノーザンテーストを4×3とわかりやすく直接クロスして増幅してますから、まさにセオリー通りの好配合馬というわけです。

では種牡馬ドリジャはどんな資質を伝えるのだろうかと想像したとき、(父ステゴの弱点だった)ノーザンテーストの要素はしっかりと補強済。
今度は(父ステゴとは)逆にノーザンテーストの頑丈さを伝えるようになったのではないでしょうか。

だからノーザンテーストの硬さをほぐすことが正解になっていて、その役割が「ナスルーラ×プリンスキロ」血脈、「ロイヤルチャージャー×プリンスキロ」血脈、トニービンなのです。


そもそもサンデー×ノーザンテーストの種牡馬って普通は硬さが強いから、柔らかく解すことが基本。
ステイゴールドが特例だっただけで、他のサンデー×テースト種牡馬、例えばダイワメジャーやデュランダル産駒の活躍は、みんな柔らかい血を補給していますからね。

ノーザンテーストをクロスで強調したドリームジャーニーは、サンデー×テースト種牡馬が本来あるべき姿に戻っただけなのです。

おや、これはダイワメジャーの配合論がそのまま流用できそうじゃない!(・∀・)
……ということで、気になる方はぜひ「配合パズル2016」のダイワメジャー編を読んでください。




さて、これだけだとただの同人誌の宣伝なので(^_^;)、デュランダルの活躍馬を挙げておきますね。

フラガラッハ→トニービン
エリンコート→サーゲイロード+リヴァーマン
スイートサルサ→ミルリーフ+セクレタリアト+サーゲイロード2本
ジュエルオブナイル→ミルリーフ


ちなみに種牡馬オレハマッテルゼ(これもサンデー+テースト種牡馬)の最高傑作ハナズゴールは、リヴァーマン+ファーストフェザー+ボールドラッドの「ナスルーラ×プリンスキロ」3本持ち、北九州記念2着メイショウイザヨイもミルリーフ+ボールドビダー持ちですよ。


もし僕の推測が正しければ、ドリームジャーニーの全弟であり、産駒が来年デビューする期待の新種牡馬、オルフェーヴルについても同じ理論が適用できるんじゃないかと思う今日このごろ。
ビワハイジの2015なんて最高にイイカンジですね~。



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ルーラーシップは『リヴァーマン』と『シアトルスルー』がニックスなんじゃないか説

こんにちは、身内POGで昨日ジューヌエコールがききょうSを快勝して大きく上昇気流に乗り、今日のアドミラブルで垂直に墜落したくりがしらです(゜.゜)

ここまでは好調を維持していたPOGでしたが、今期初めて指名したディープ産駒でこの結果はショックだわ~。



さてキングズラッシュが芙蓉Sを勝ち、ルーラーシップ産駒初のOP勝ち馬が誕生しました。
キングズラッシュは名前的にキングズベスト産駒だと思い込んでて、レース後ようやく間違いに気づきましたましたよ(笑)

それはさておき、まだ詳細を分析する時期ではありませんが、このあたりで一度仮説を立ててみることにしましょう。


キングズラッシュが持つ血の中で、これがルーラーシップに合ってるのかな~と感じたのが『リヴァーマン』と『シアトルスルー』の2血脈。

ルーラーシップ×リヴァーマンは6頭中4頭が勝ち上がり。
芙蓉Sの1着キングズラッシュ、2着レジェンドセラーはどちらもこの血を持っています。
新馬戦で強い勝ち方をしたダンビュライトも該当してますね。

ルーラーシップ×シアトルスルーは3頭中2頭が勝ち上がり。
キングズラッシュはこの血も持っていて、他には新潟2歳S3着のイブキが出ています。


ルーラーシップの父であるキングカメハメハには“斬れ味”を司る資質を2つ持っています。
1つが『ミルリーフ』、もう1つは『ホーンビーム』です。

そんなキンカメに対し、母方からトニービンを配してホーンビームのクロスを作ったのがルーラーシップ。
まさに斬れ味を中心に活躍した競走馬であり、種牡馬としてもこの資質を強く伝えているような印象を受けます。


ルーラーシップに『リヴァーマン』や『シアトルスルー』を合わせると、今度はキンカメのもう1つの“斬れ味”の源泉であるミルリーフを大きく増幅できるんです。


リヴァーマンはミルリーフとニアリークロスになります。

┌Never Bend
ミルリーフ
│┌Princequillo
└△┌Count Fleet
 └△

┌Never Bend
リヴァーマン
│ ┌Princequillo
│┌◯
└△└Count Fleet


またシアトルスルーも母父のポーカーがミルリーフとニアリーです。

 ┌Nasrullah
┌◯
│└△┌◯
│ └△└La Troienne
ミルリーフ
│┌Princequillo
└△

 ┌Princequillo
┌◯
ポーカー
│┌Nasrullah
└△
 └△
  └△
   └La Troienne


先程も書いたように、ミルリーフの資質はホーンビームと並ぶキンカメの斬れ味の源泉であり、方向性が似た資質です。
ですからミルリーフを増幅しても、ルーラーシップのホーンビームらしさを打ち消してしまうことがないのでしょう。

むしろホーンビームばかりをしつこく増幅しても煮詰まり気味になってしまいそうですよね。
新たなツボを刺激して新鮮な斬れ味をゲットするという点でも、リヴァーマンや(シアトルスルーの)ポーカーは効果的に働いてる感じです。


もちろん現時点での少ないサンプルによる傾向ですから今後どうなるかはわかりませんが、まずはこの2血脈に注目してルーラーシップ産駒を見守ってみたいと思います(*^^*)

ちなみにミルリーフ、リヴァーマン、ポーカーの共通点は「ナスルーラ、プリンスキロ、ラトロワンヌ」なので、これと似たような構成の血脈の、『(カーリアンの母)フォアシアー』も面白そうな感じかも?




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NHKマイルC 全馬プチ考察(3)

NHKマイルCの全馬考察は今回が最後です。


・シゲルノコギリザメ

母系は重厚なスタミナが豊富で、しぶとく頑張れる馬です。
ただし足さばき自体は結構フニャッとしていて、京都コースのシンザン記念でなだれ込む感じを見る限り、ハビタット5×6のしなやかさも強く出ているんですかね。
パワーはあるし柔らかさもあるけど、弾けきれずにジリジリと走る、ちょっと不思議なタイプです。



・ブレイブスマッシュ

ノーザンテーストのクロスによるパワーがメインで、本来なら中山向きのタイプだとは思います。
にも関わらずホープフルS、京成杯と敗れてしまったのは距離の影響なのでしょうか……。
東京マイルで持ち前のパワーをスピードとして活かすなら、スローの方がいいかな。



・ストーミーシー

母はカーリアン直仔のゼンノエルシドを父に持ち、更にプリンスリーギフトのクロス。
そこにエンドスウィープ系のアドマイヤムーンですから、走り自体は軽いしなやかさを持っているように感じます。
ここ3走は中山で好走していますけど、東京でもパフォーマンスは下がらないのでは。



・カネノイロ

ゴメンナサイ、よくわかんない(^_^;)



・ブランボヌール

阪神JF出走時に詳しく書いたので、そちらを読んでください。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1500.html

この馬に関してはいつも書いてますが、サクラバクシンオーの頑丈さをそこまで刺激していないので、マイラーとして良いと思ってるんですけどね~。
2歳の早期から短距離のスピード競馬を覚えちゃったので、ちょっとマイルでごまかしが効きづらい感じになってるのかな~。



・レインボーライン

詳しくは先日書いた記事を読んでください。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1557.html

ちょっと鈍くさいパワースピードがメインなので、加速に時間がかかるタイプ。
こういうタイプと福永騎手はあまり相性が良くない感じがするんですが、どうなんでしょうね(^_^;)



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トレンドは「ダンジグ×アリダー」の時代へ

2014年の初夏、母方の血統内に「ダンジグ」と「スペシャル」を持つ競走馬が、3歳GⅠレースを席巻しました。

NHKマイルCの優勝馬ミッキーアイルの母スターアイル、そしてオークス優勝馬ヌーヴォレコルトの母オメガスピリットは、どちらもダンジグとスペシャルを併せ持つ繁殖牝馬です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004110007/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2001102438/

更に日本ダービー優勝馬ワンアンドオンリーの母ヴァーチュは、スペシャルこそ持たないものの、代わりにスペシャルの全弟サッチをダンジグと共に抱えています。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2002102282/


ダンジグは筋肉質なパワースピードを伝える頑丈な血脈。
そこにスペシャル(またはその全きょうだい)を組み合わせると、ダンジグの母パデノン(Pas de Nom…読み方あってるのかな、汗)とスペシャルの間で「ハイペリオン、フェアトライアル、ファイティングフォックス=ギャラントフォックス」のクロスが発生し、ダンジグのパワーをより強力に増幅してくれます。

この強靱なスピードが原動力になることで、ミッキーアイル、ヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリーという3頭のGⅠ馬が誕生しました。


この仕掛けは、翌年の2015年になっても大活躍します。
ダンジグの血を抱える種牡馬スクリーンヒーローが、スペシャルを抱える繁殖牝馬との間から、2頭の活躍馬を出したのです。

1頭は昨年の年度代表馬モーリス。
そしてもう1頭はGⅢ毎日杯の優勝馬ミュゼエイリアン。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011100655/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104164/
(↑ミュゼエイリアン内のスペシャルは6代目なので、リンク先の5代血統表にスペシャルの名前はありません。)


父方ダンジグ×母方スペシャルという、前述の3頭とは違うパターンではありますが、増幅されたパワースピードを決め手にするという点で、やっていることはみな同じです。


非常に蜜月な間柄にある「ダンジグ×スペシャル」ですが、ここにきてスペシャルに勝るとも劣らないダンジグの新相棒が登場し、最近の競馬界を賑わせています。

その相棒とは“アリダー”です。

ダンジグにアリダーを合わせると、ダンジグの母父の父クラフティアドミラルが持つサーギャラハッド=ブルドッグ2×3と、アリダーの母スウィートトゥースが持つブルドッグ=サーギャラハッド4×4・5が同調し、両者が抱えるパワー資質が大きく増幅されます。


本日行われたきさらぎ賞。
危なげないレース運びで他馬を圧倒したサトノダイヤモンドの母マルペンサが、この組み合わせを持っているのです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a011cdc/

今までこの馬の配合はパワーよりも軽さの方が強いだろうと全然褒めてこなかったんですけど、「ダンジグ×アリダー」の威力をまざまざと見せつけられ、返り討ちにあってしまいました。
世間はとっくに評価していたのに、僕だけ流れに付いていけてなかったですね~、反省反省…(^_^;)


ただ今思うと、僕がこの仕掛けの存在に気づいてなかっただけで、実は以前から活躍馬がいたんですよね。

重賞2勝馬ドナウブルー&GⅠ7勝ジェンティルドンナ姉妹の母ドナブリーニ、そして先ほども紹介したNHKマイルC勝ちのミッキーアイルの母スターアイルがこの組み合わせを持っています。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a010eb8/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004110007/


それで気づいたんですけど、実は有馬記念を勝ったゴールドアクターも、(ダンジグを持つ)スクリーンヒーロー×アリダーを持つ母という組み合わせでした。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105266/

やっぱり「ダンジグ×アリダー」ヤバイっすねー(*゚∀゚)=3


そんなわけで、サトノダイヤモンドの評価を修正しつつ、今後は「ダンジグ×アリダー」にも注目していかなきゃな……と、心に誓うくりがしら氏なのでありました(~_~;)




POGに役立つ血統同人誌 ⇒ コチラ
好配合2歳馬一覧 ⇒ コチラ

2015年度クラブ募集馬の考察 ⇒ コチラ


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