やれなかった・やらなかった・どっちだろう

笠雄二郎氏、栗山求氏、望田潤氏の配合論をベースに、POG向きの血統論を考察しています。

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ステルヴィオを考える


というわけで、考察するのはステルヴィオとなりました。
投票してくださったみなさま、ありがとうございます(・∀・)


まず血統表を見て、最初に目につくのが「ヌレイエフ≒フェアリーキング」5×3の4分の3同血クロス。

ヌレイエフはロードカナロアのパワー源となっていた血。
フェアリーキングはガチッとしたパワーを伝える血。
この両者が同調することにより、ピリッとしたパワースピードが増幅されます。
個人的には母方にフェアリーキングを持つロードカナロア産駒は面白いのではないかと注目しています。


そんなわけで、このパワー資質がメインになっているのだろうと、ステルヴィオの調教動画を見てみたところ、……あれ?ちょっと違うなと。
イメージ的には突進的に走るタイプだと思ってたのですが、実際はトビが大きくゆったりと走っていました。

レース本番になったら、やっぱりフェアリーキングらしくパワースピード全開という可能性もあるかもしれません。
ですが調教どおりのタイプなのだとすれば、ヌレイエフ≒フェアリーキングの中でも、僕が思っていた部分ではないところが伝わっているのでしょう。

ヌレイエフ≒フェアリーキングが伝えるピリッとしたパワースピードは、主にスペシャルが持つ「ハイペリオン×レディジュラー」資質によってもたらされます。
しかしステルヴィオにおけるヌレイエフ≒フェアリーキングの場合、どうやらスペシャルの中でも「ナスルーラ×ハイペリオン」の方が強く発現しているっぽいです。


ステルヴィオの血統内を見ると、(ヌレイエフとフェアリーキングが持つ)スペシャル以外にも「ナスルーラ×ハイペリオン」資質が数多く存在しています。

まずロードカナロアの父キングカメハメハが抱える『ホーンビーム』が「ナスルーラ×ハイペリオン」。
またロードカナロアの4代母父リヴァリッジは、ナスルーラと4分の3同血のロイヤルチャージャーとハイペリオンを併せ持つ血脈ですから、これも「ナスルーラ×ハイペリオン」に準ずる血と言えます。
更にステルヴィオの3代母ファーストクラスの祖父『テスコボーイ』も「ナスルーラ×ハイペリオン」。
そのファーストクラスの2代母父『スピードシンボリ』が、「(ナスルーラと4分の3同血)ロイヤルチャージャー×ハイペリオン」です。

  ┌ Hyperion
 ┌◯
┌◯
Special
│ ┌ Nasrullah
│┌◯
└△

┌ Hyperion
Hornbeam
│┌ Nasrullah
└△

  ┌ Royal Charger (ナスルーラと4分3同血)
 ┌◯
┌◯
Riva Ridge
│ ┌ Hyperion
│┌◯
└△

 ┌ Nasrullah
┌◯
テスコボーイ
│┌ Hyperion
└△

 ┌ Royal Charger (ナスルーラと4分3同血)
┌◯
スピードシンボリ
│ ┌ Hyperion
│┌◯
└△


「ナスルーラ×ハイペリオン」というのは、ナスルーラの柔らかさとハイペリオンの持続力が融合し、柔らかく持続的な斬れ味を伝えます。

ヌレイエフ≒フェアリーキングだけを見ればパワースピードが基本ですが、ステルヴィオの場合は血統全体に散りばめられたホーンビームやテスコボーイなどにより、「ナスルーラ×ハイペリオン」の柔斬れが引っ張り出されているのでしょう。

それならゆったりした走りも納得できますし、短距離よりもマイルの方が良さそうですね。


新種牡馬ロードカナロアがどんな産駒を世に出すのか、ステルヴィオの初陣が楽しみです。



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ディープインパクト産駒の狙い所(牡馬編)

今年は「配合パズル」本を出しませんでしたので、代わりと言ってはなんですが、ディープ産駒の配合について簡単にまとめておくことにします。
今回は牡馬について。



ダービーを狙う場合、重要なのは【持続力】、【スタミナ】、【パワー】の3つ。

持続力で効果的なのは、主にアルザオを増幅する血です。

〈具体例〉
マカヒキ…アルザオ≒フレンチデピュティ
キズナ…アルザオ≒ストームキャット
ディープブリランテ…アルザオ≒バブルプロスペクター

アルザオ増幅以外では、個人的にはトニービンや、リファールのクロスも持続力強化に効果的ではないかと思ってます。


スタミナで効果的なのは、「ハイペリオン+ドナテッロ」の血です。

〈具体例〉
マカヒキ…アリシドン
キズナ…アクロポリス
ディープブリランテ…アリシドン

「ハイペリオン+ドナテッロ」は色々な血があります。
ハイハットやオリオールなども良さげですね。


パワーで効果的なのは大まかにいって3つパターンがあります。

①欧パワー補強パターン…サドラーズウェルズ、ヌレイエフなど
②米パワー補強パターン…インリアリティ、ダマスカス、グレートアバヴなど
③特殊型…「ハイペリオン+フェアトライアル+ドナテッロ」血脈

〈具体例〉
マカヒキ…③フェアアリシア
キズナ…②ダマスカス
ディープブリランテ…①ヌレイエフ、③アルコア



一方、皐月賞を狙う場合は、重要な要素が変わってきます。


中山コースは東京のように長い直線ではありません。
ダービーで重視していた【持続力】は無くてもよさそうです。


【スタミナ】については重視すべきポイントであることに変わりはありません。
ただしダービーより400m短い2000mで行われますので、【スタミナ】といっても距離適性を伸ばす【スタミナ】でなく、苦しい時にへこたれない【底力】的な血の補強が大切。

具体的に言えばグロースターク&ヒズマジェスティ兄弟です。

〈具体例〉
アルアイン…ヒズマジェスティ
ディーマジェスティ…グロースターク


【パワー】は中山の急坂をこなすためにも欠かせません。
効果的な血については、ダービー狙いで紹介したパターンの①と②がそのまま皐月賞にも流用できます。

①欧パワー補強パターン…サドラーズウェルズ、ヌレイエフなど
②米パワー補強パターン…インリアリティ、ダマスカス、グレートアバヴなど

〈具体例〉
アルアイン…②グレートアバヴ
ディーマジェスティ…①サドラーズウェルズ



こんな感じで考えています。

実際に活躍するかどうかはさておき、わかりやすい配合例として、2歳馬を挙げておきますね。


サトノグロワール(母シャムロッカー)
http://db.netkeiba.com/horse/2015104802/

【持続力】 アルザオ≒ラストタイクーン。
【スタミナ】 オリオールの「ハイペリオン×ドナテッロ」
【パワー】 ダマスカスの米パワー。

ダービーを勝つための要素はみんな揃っています。


ロードマドリード(母キャサリンオブアラゴン)
http://db.netkeiba.com/horse/2015102372/

【底力】 母がヒズマジェスティ=グロースターク4×5。
【パワー】 ヌレイエフの欧パワー。

皐月賞向きの要素がタップリと詰まっています。



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身内POGの結果

ダービーの予想は、1着(◎)レイデオロ、2着(△)スワーヴリチャード、3着(◯)アドミラブル。

予想はコチラ→http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1714.html


予想のときに、レイデオロはエイシンフラッシュに似ていると書きましたが、今回もエイシンフラッシュが勝ったときと同じようにスローペースの瞬発力勝負でした。
Twitterのタイムラインで拝見したのですが、サンデーサイレンスの血を持たない馬がダービーを勝ったのはエイシンフラッシュ以来だそうです。

道中ペースが落ちたところで動いたルメール騎手のあの騎乗。
人気馬であれをやる度胸と手腕にしびれました。


予想では偉そうなことを書きましたが、正直に白状しますと、僕自身はレイデオロについてドラフトの段階では「パワー型なのでダート馬の可能性もあるんじゃないかなあ」くらいに思っていました。
パワーを武器に中山で好走したことは想定の範囲内ではありましたが、まさかダービーまで勝ってしまうとは。

兄のティソーナをPOGで指名し、弟レイデオロには見向きもしない僕のセンスね(^_^;)



では身内POGの結果をまとめておきます。
ルールがややこしいので、詳しくは以下のリンク先を読んで下さい。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1587.html



優勝 くりがしら 58420P

ペルシアンナイト(皐月賞2着)
モンドキャンノ(朝日杯FS2着)
アドミラブル(青葉賞)
ジューヌエコール(デイリー杯2歳S)
ヴァナヘイム(京都2歳S2着)

ヒデちゃんが加わって、3人以上のPOGになってからは初めての優勝です。
毎年マイナーな種牡馬の産駒の頑張りでPOGを戦うことが多い僕(別に狙っているわけじゃないんですが、汗)。
ハービンジャー産駒、キンシャサノキセキ産駒、クロフネ産駒でポイントを大きく稼ぐあたりが僕らしい結果でした。



2位 ヒデちゃん 22404P

サトノアーサー(毎日杯2着など)
タイセイスターリー(シンザン記念2着)
サロニカ(エルフィンS)

去年、歴史的な大勝でPOGを制したヒデちゃん。
今年は反動が出たようです。



3位 おしづさん 16917P

フローレスマジック(アルテミスS2着)

一昨年まではハープスターやミッキーアイルやドゥラメンテを取るなど、メチャクチャ強かったおしづさん。
来期こそ頑張りましょう(^_^;)



3人以上のPOGになって以降、僕はこれまで優勝したことがありませんでしたが、ビリにもなったことも一度もありません。
今年はヒデちゃんとおしづさんの両方がグダグダになったので、例年通りに堅実に稼いでいた僕が繰り上がりで優勝したって感じですかね(^_^;)
3人以上でPOGをやるようになってから、GⅠ馬を誰も持たずに決着したのは初めてです。

ま~そんな優勝も僕らしくていいかなと思います。

来期からは元POG仲間のゲバルトさんが復帰して、2期ぶりに4人でのPOG。
またマイナー種牡馬の良い産駒を指名し、連覇を狙います。


というわけで、みなさま一年間POGお疲れ様でした。
来週からスタートする2歳戦を楽しみましょう!( ゚∀゚ )



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日本ダービー予想

POGの最終戦であり、大一番の日本ダービー。
ついにやってきましたね~。
この言葉では言い表せないワクワク感がたまりません。

でもダービー翌週から新馬戦が始まるようになって以来、来期のPOGを考える時期と重なってしまうのが個人的には残念だなと思います。
この週だけはダービーの雰囲気を100%の気分で楽しみたいのに、ドラフト候補選定の作業もやらなきゃいけないのがツライところです。



◎ レイデオロ
◯ アドミラブル
▲ カデナ
△ スワーヴリチャード
△ ペルシアンナイト
△ アルアイン
△ ダンビュライト



レイデオロは母父シンボリクリスエスのガツンとしたパワーをベースに、キンカメとバークレアによる「ハイペリオン×フェアトライアル」のピリッとした推進力が脇を固めています。
機動力型なので中山>東京だとは思うのですが、ラストタイクーン≒アルザオがあるので、東京でもやれないことは無いはずです。
タイプ的にはエイシンフラッシュに似てると思っています。
エイシンフラッシュは京成杯勝ち、レイデオロはホープフルS勝ちという違いはありますが、冬の中山二千の重賞を勝って、直行した皐月賞で追い込んで惜敗というレースぶりも似たイメージを重ねました。


アドミラブルは、トニービンの持続力、サドラーズウェルズのパワー、ペティンゴのスタミナなど、ダービーを勝つために必要な要素を全て持っているディープ産駒。
個人的にもダービーを狙ってPOGで指名した馬なので、本音でいえばこの馬を本命にしたい気もあります。
ただ青葉賞からの参戦というローテーションはやはり気になるところ。
本馬の場合は青葉賞の前も2400mのアザレア賞を使っています。
3戦連続2400mで、しかも中3週続きのローテはさすがに体力的にキツそう。
ま~そんなことよりも、僕の持ち馬というのが優勝への最大のネックでしょうけどね(笑)


カデナもフレンチデピュティのスピード、アレッジドによるパワー+スタミナなど、ダービーを勝つ資格のある好配合。
タイプ的にはキズナと似てると思っていますが、カデナとキズナが違うのは馬格。
そのぶん勝つまではないだろうと見て、アドミラブルの方を上に評価しました。




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皐月賞向きのスタミナ、ダービー向きのスタミナ

ディープインパクト産駒で皐月賞を勝った2頭は、どちらも母方にフラワーボウルを持っています。

・アルアイン
・ディーマジェスティ

フラワーボウルはディープのスタミナ源であるバークレアに共鳴し、心肺機能を大きく増幅させてくれる仕掛けです。


ディープ産駒の牡馬でダービーを勝った3頭にも共通点があります。
それは母方にアリシドン=アクロポリス兄弟を持っているという点です。

・マカヒキ(アリシドン2本)
・キズナ(アクロポリス)
・ディープブリランテ(アリシドン)

アリシドン=アクロポリスもディープのバークレアを増幅し、スタミナ強化に役立つ血です。


皐月賞向きのフラワーボウル、ダービー向きのアリシドン=アクロポリス。
実は構成要素を細かく分解すると、いずれも「ハイペリオン×(ブレニム+クラリシマス)」となっています。

 ┌ Hyperion
┌◯
フラワーボウル
│  ┌ Blenheim
└△┌◯
 └△┌ Clarissimus
  └△

 ┌ Blenheim
┌◯┌ Clarissimus
│└△
アリシドン=アクロポリス
│┌ Hyperion
└△

根本的な部分では仲間同士なのです。


では構成要素が同じなのに、なぜ皐月賞向きとダービー向きに分かれるのか。
それは僕もよくわかりません(^_^;)

誰か理屈を説明してほしいところです。


今回の日本ダービーに出走するディープインパクト産駒の4頭を見ると…

アルアインは母方にヒズマジェスティを持っているので皐月賞向きのタイプ(ていうか皐月賞勝ったし)。
あとは毎日杯の前に池江師が『リダウツチョイスが出てきた』と語っていたサトノアーサーも、そのリダウツチョイスがヒズマジェスティ持ちなので……察してください。

一方、以前から僕がマカヒキやキズナとイメージを重ねているカデナは、アリシドンを持ちのダービー向き。
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1707.html

そして青葉賞を勝って一躍スター候補に躍り出たアドミラブルも、アリシドンをバッチリ持ったダービー向き。


それを踏まえ、最後は僕が3月のはじめにTwitterでつぶやいたことを掲載し、記事を締めたいと思います。





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